京都、桜の散り始めの頃。
昨日の雨で市内の桜も散り始めた。桜が一番咲いた期間は2日程度だった。今は代わりに新緑の葉がのぞいている。春から夏に向かう季節である。そんな散りゆく桜の花見客が宴会を開いていたし、まだ縁日の屋台やお化け屋敷もあった。街は桜の季節でいたいのだろう。
八坂神社のしだれ桜が緑色に変わる頃、2台目のジンバルを持参して撮影していた。ジンバルのテストだ。というのもジンバル基本動作は変わらないが、オペレーションはメーカーによって異なるといってよい。
2台目はDJI RS3miniである。ドローンを制作している中国の企業である。初代のZHIYUN TECH製Crean M3と比較すると少し重くなったが、モーターのトルクが格段に強く大変操作しやすい。やはりドローン開発のキャリアがなせる技か、DJIのジンバルは優れものだ。実際映像画面を見てもブレははるかに少なくない。
メーカーが違えば操作感覚は異なる。だから新しいDJIのジンバルに習熟する必要がある。また最初から撮影の練習である。
ふと、フィールドへゆくことを考慮するとこのminiサイズでよかったし、撮影機材もAPSサイズでよかったと思われる。機材は可能な限り小さく軽くしたいからだ。
Fieldwork913. Kyoto, when the cherry blossoms started to fall 4K
初代ジンバル:ZHIYUN TECH製Crean M3
軽く携帯しやすかったがモーターのトルクが弱く、最大の欠点はカメラをジンバルに固定する方法にある。つまり触れただけでロックピンが解除されやすく、むしろこれが欠陥といってよく、実際私の機材は数回落下し、最後はとどめのように石畳に落下しボディとレンズのタメージが大きく数万円以上の修理費がかかった。さらに挙動不審が時折発生し、バランスが取れなくなり機材がさびたように回転せず、そして固定ピンまで外れて飛んでいった。だからこのジンバルに機材を装着することは危険と判断し、CreanM3はゴミに出してしまった。
2台目のジンバルDJI RS3mini
初代ジンバルと比較すると少し重たいが、全体にガッシリしたつくりで、モーターのトルクが強くセッティングが大変楽になった。撮影するとしっかり機材のバランスが取れていることがわかる。もちろん撮影機材はクイックリリースプレート式だが、ジンバルにネジとピンでしっかりと固定されているから先ず落ちることはなさそうだ。優れたジンバルなのだろう。
京都・円山公園
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS