Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork915.Kyoto Imamiya Shrine. A festival to quell epidemics. 4K 京都・今宮神社やすらい祭、追記

2024年07月14日 | field work

 毎年4月の第2日曜日におこなわれる今宮神社の「やすらい祭」に出かけた。毎日イベントがある京都で、映像制作ででかけめことは、祇園祭、時代祭とこれまでに2回だけである。
 私が催事を撮影意欲しないのには理由がある。先ず祭の全貌が撮影できないこと。例えば神官のお祓い、行列の準備、そして行列の行進、フィナーレといった祭には、各カテゴリー毎のストーリーがある。それを網羅するのは、祭の関係者でないと撮影できないからだ。
 やすらい祭は今宮神社の祭礼だが、行列は午前11時に光念寺から出発し、町内を回って午後2時に今宮神社に到着する。
 実際本日の映像でも、この祭の行列がたどり着く今宮神社を撮影して引き上げた。つまり2ストーリーしか撮影できない。これじゃ映像どころではないのだが・・・。
 さて3時間後に祭の行列が到着する今宮神社の入口には、2軒のあぶりもち屋がある。一和一文字屋和助と本家かざり屋である。2軒の店が我が方が元祖だといいはりあいながら競うように商売をしているところが面白い。かっては一澤帆布と信三郎帆布が競っていた例もあり、京都はこうしたケースがよくある。
 あぶり餅の店はどちらが昔から営業してきたかといえば、私の画像右側でにある一和一文字屋和助があぶり餅の元祖である。店舗は京都市重要文化財に指定されており店内に井戸もある。店には15代の子孫が一人であぶり餅を焼いている。だからできあがるのに時間がかかるのである。
 他方で本家かざり屋はアルバイトのおばはん達が4人で焼いているので効率が良い。近代合理主義の産物か!。
 さてあなたはどちらの店を選ぶか?。そんな迷う光景を見ているのも面白い。味は? 。私は一文字屋和助でしか食べたことがないのでわからない。
 さてやすらい祭のいわれを今宮神社のサイトから以下に引用する。
「『花鎮めの祭』とも呼ばれ、桜の散る時期に流行るとされる疫病を鎮めるため、疫神を桜や椿で飾った花傘に集め、疫社に鎮めるお祭り。この傘の中に入ると一年間の厄を逃れることができると伝わり、現在でも参拝者は傘の下に入って無病息災を願う。」
 やすらい祭は、WEBの説明によれば京都3大奇祭(鞍馬の火祭、太秦広隆寺のうしまつり)の一つだそうだ。

Fieldwork915.Kyoto Imamiya Shrine. A festival to quell epidemics. HD 1080p

 さて今日は映像機材の2台持ちを試みた。このシステムがフィールドでは便利だと実感。F値の変わらない広角ズームレンズと50mm/F1,.4プラナーレンズがAPSサイズでは85mmになるから、特に被写体の背景をぼかしたりアップを撮る時に便利だ。特にプラナーのボケ方が大変素晴らしい。ただしこのレンズはマニュアルフォーカス。ジンバルは両手を使うため85mmはオートフォーカス(SONY:Planar T* FE 50mm F1.4 ZA)だと楽だが・・・。映像ではF値の変わらないこの2本のレンズがあればさしあたり十分。レンズ沼とは無縁の世界である。

京都市:光念寺&今宮神社及び紫野上野町
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
SONYα6600,CarlZeiss Planar50mm/F1.4 ZF2

追記
 ウィンブルドン女子決勝グレイチコバとパオリーニ戦を見ていた。同じ28歳。なんだ解説者はグレイチコバよりかよ。だが私は小柄で可愛いパオリーニを応援するさ。第3試合で4ジュースまでの接戦だった。結果はパオリーニが敗れる。試合は6:2,2:6,6:4だった。パオリーニのキャラクターって好感度抜群だよね。インタビューでパオリーニは「今日は一寸寂しいけれど、ずーっと覚えてる。」ピュアですばらしい言葉だ。

コメント
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