明奈姉ちゃんと彼氏の家だ。両親はヨーロッパ出張だけど帰る気配がない。明奈姉ちゃんがいるから安心しきっているのだろう。でも季節外れの台風が近づいてくる週末の土曜日。
明菜「台風が接近してくるよ!」
彼氏「今時の台風は中国へ行くさ・・・」
明菜「何暢気なこと言ってんのよ。北海道に近づくんだってば・・・」
彼氏「うそ!」
・・・
翌日は、朝から強い風が家を叩く。
明菜「家が揺れているよ。」
彼氏「ホントにきてる!!!。」
訪問者がいるみたいに玄関のドアが風が叩かれている。
明菜「ぎゃっ、怖い!!」
そういって明奈姉ちゃんは彼氏に抱きつく。
明菜「こうしていよ!!」
そういって裸の明奈姉ちゃんは彼氏に抱きつく。
そっかぁー昨日は、彼氏と熱く萌えたまま寝てしまったんだ。
明奈姉ちゃんの体温が彼氏の身体に被さる。
明菜「あったかい。こうしていると安心する・・・。」
彼氏「体温と息づかいが色っぽい」
明菜「あら、こんなときに勃起している・・・。」
彼氏「いれちゃおう。」
そういって明奈姉ちゃんの身体の中にペニスをいれたままだきあって寝ている。
台風が轟音をたてて家々の屋根を通過してゆく。
明菜「私があなたを抱いているとき、世界全体が意味をなす、っていう詩を読んだ。」
彼氏「こうしている状態なんだ。」
明菜「だって股間にペニスの体温を感じるもん。」
そんな格好のままでしばらく寝てしまった。
気がつくと少し光が射している。
彼氏「重たいぜ・・・。」
明菜「うーーん、いつのまにか外れている。」
彼氏「お腹すいた。」
明菜「なんだ現実にもどったか・・・。」
朝ご飯を食べていると外から陽が射してきた。台風は速度をあげて通過していった。
明菜「今日は海へ散歩に行こうよ。」
彼氏「きっとまだ波が高いかもね。」
明菜「うん、高い波が綺麗かも・・・。」
・・・
台風の後の小樽である。