Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編127. 偶然の空間

2015年05月17日 | Kyoto city
 別にアレ・ブレ・ボケ写真を意図したのではなく、ぶれてしまった。
 何故ぶれた画像をアップさせたかというと、偶然芝居の舞台のような囲まれた空間が発生したからだ。街を歩いていると、希に動いているバスや人が折り合わさった瞬間、ウン!と違う空気を感じさせてくれる空間に出会うことがあるからだ。それがこれ。
 2台のバスが屏風のように後ろの風景を遮断し、樹木が空を遮断して囲われた空間をつくり、カップル、自転車の二つの要素が、バスから降りてくるミニカスカート風のギャルの脚に導かれ、これを頂点とする三角形を構成している。そんな面白い構成の空間が一瞬偶然に登場した。
 でもきちんと撮影されていたら、ミニスカートはパンツだったかもしれないが、ぶれている分想像力が働く。
 街の中を動いているもの同士で、そんな偶然の産物のような空間を撮りたいと思っている。だからホントに一瞬。こういう咄嗟のときはISO感度がオートシフトする今の撮影機材に限るわけです。こういうとき、私の前世代EOS1Dsは、とろいのよね。
 こういう画像は、遠目に見るとわかる。遠目に見るというのはデッサンや絵画の方法論だ。遠目に見ると、デッサンがきちんとできているか、狂っているかを判断できる。絵画の鑑賞も本来は遠目に見た方が、作者の意図が理解できる。
 とはいってもデッサン経験のない人には、これは言い訳にしか聞こえないから、このへんでやめておこう。

京都市・烏丸通
EOS1Ds Mark3 EF50mm/f1.8
ISO1600,露出補正1/3,EV,f6.3,1/30
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