翠は今日も夜勤だ。でも晃子さんは札幌の彼氏のところにいっちゃったから今日のお茶タイムは寂しいなと思っていたらコウさんがやってきた。
翠「あら、夜勤なんかしていていいの。子供は?」
コウさん「旦那が面倒見ているから大丈夫。彼医者だしさ(*^▽^*)」。
翠「そっかあ、コウさんの所もパワハラが旦那を捕まえるきっかけだったねぇー」。
コウさん「そうよ。彼が欲求不満で私のお尻触るんだもん。そのとき、よし!、こいつゲットしたろって思ったもん。大成功よ」。
翠「パワハラ・セクハラがきっかけだったんよね」。
コウさん「女にセクハラなんかしたら、私を嫁にしてくれるっていうサインだもん。ほら男の人って体裁があるじゃん。だからつめよると直ぐ嫁にスルスルなんて口走るじゃん。そうなったら女の勝ちよ。あとは嫁にするって約束したじゃんといって詰め寄るだけ」。
翠「芽依さんがそうだった。それで奥さんから旦那をもぎ取ったぐらいだもん」。
コウさん「旦那をもぎ取ったら勝ちよね。こちらだって反道徳的な企みなんだから。おんなって道徳よりも生殖動物だから母性本能が働くのよ。四十八手なんかかまして、最後は赤ちゃんが生まれれば女の勝ち!。人間はそうして種族を増やしてきたのよ」。
翠「セクハラ・アカハラ・パワハラ防止条例があるみたいだよ」。
コウさん「セクハラは別よ。女を嫁にしてもよいというサインだもん」。
翠「あまり男と女の間に法律は入れたくないよね」。
コウさん「そうよ。だって芽依さんのように恋女房だったかもしれない奥さんから旦那をもぎ取る場合だってあるじゃん。そんなこと道徳的に律儀に決めたら男と女が一緒になるチャンスが減るモンね」。
翠「男はいつもターゲットね」。
コウさん「女の方が人口が少ないから、ちゃんとした男は使い回さなきゃ女も損よ。だから一度きりっの嫁じゃつまんないよ。ちゃんとした種があれば合格よん。だから男はいつも女達が狙っている。それで学歴や職業がちゃんとしていれば子供を育てられるじゃん。中年の旦那は奥さんに愛想尽かされているし、奥さんとのセックスもあきているから、そこは狙い所よね」。
翠「これまで、そうして人間を増やしてきたわけだ」。
コウさん「女に狙われたら男の生活も人生変わってくるわけね。いいじゃん男の人生なんかかわったって。それで子供が育てばOKよ。うまくできているよね。だから最近セクハラ防止なんていいだすと、子供は増えなくなるよね」。
翠「10年後は平均年齢が60歳になってリタイアメントばかりになるから税収入も減るってさ」。
コウさん「将来どうすんだろうね。ウチのセクハラ旦那とは二人目を目論んでいるけどさ(*^▽^*)」
・・・
冬の縛れる小樽が続いている。
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