Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

フィールドワーク623. 伏見稲荷・稲荷山回遊

2022年05月26日 | Kyoto city

 

京都伏見稲荷の背後に稲荷山がある。

稲荷山の登山道は2時間の回遊ルートになっている。

途中途中に休み小屋がある。

小屋の店先と対面するお稲荷さんの間を登山道が通っている。

この狭隘な空間が、とても心地よい。

「密」と言えば最近の忌避用語だ。

居酒屋の肩が触れあうぐらいの密だ。

そんなものは断じて不快感ばかりで密ではない。

それほどまでに人々を押し込めようとする営利主義といってよい。

狭いところに大勢集めて、効率よく稼ごうというわけだ。

ついでにコロナ株のおまけ付きだ。

そんな狭隘な空間で宴会をする精神が既におかしい。

目的は、女の子に触れるためか・・・。

営利と性欲、どちらも欲望だ。

私達は、密の心地よさを捨ててしまった。

しかし本来の「密な空間」とは、稲荷山の山道のような心地よいスケールで私達に語りかけてくる。

そんな密の空間を通り過ぎるのが、もったいないぐらい心地よい。

 

551伏見稲荷山 HD 720p

α6600、E10-18mm/F4.0、プロファルは使用しない。

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