京都伏見稲荷の背後に稲荷山がある。
稲荷山の登山道は2時間の回遊ルートになっている。
途中途中に休み小屋がある。
小屋の店先と対面するお稲荷さんの間を登山道が通っている。
この狭隘な空間が、とても心地よい。
「密」と言えば最近の忌避用語だ。
居酒屋の肩が触れあうぐらいの密だ。
そんなものは断じて不快感ばかりで密ではない。
それほどまでに人々を押し込めようとする営利主義といってよい。
狭いところに大勢集めて、効率よく稼ごうというわけだ。
ついでにコロナ株のおまけ付きだ。
そんな狭隘な空間で宴会をする精神が既におかしい。
目的は、女の子に触れるためか・・・。
営利と性欲、どちらも欲望だ。
私達は、密の心地よさを捨ててしまった。
しかし本来の「密な空間」とは、稲荷山の山道のような心地よいスケールで私達に語りかけてくる。
そんな密の空間を通り過ぎるのが、もったいないぐらい心地よい。
551伏見稲荷山 HD 720p
α6600、E10-18mm/F4.0、プロファルは使用しない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます