Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし24. プリンター

2009年06月06日 | Kyoto city
 最近気づいたことだが、デジタル一眼レフを使うようになってから撮影写真をプリントしたのが、数年前にA4サイズの1枚だけであった。デジタルは、アナログ写真並みに写っているということがわかり、以後メーカーの期待とは裏腹に、プリントしていない。
 その理由は、Canon Pixus9900iのプリンターがその後発色が少し偏り、メーカーに対処方法を尋ねたが解決せず、面倒だからそのまま放置にしている故である。
 この時から23インチのディスプレイを使用していたので、出力する意欲も、出力する必要もなかった。それが今日まで続いていおり、特に不便は感じない。むしろとても高いインク代を支払わなくてよかったと思っている。私の経済感覚ならば、1色100円以下でないと、プリンターを使う意欲がない。インク代分を近年安くなってきた大型ディスプレイに回した方が、正解かもしれない。
 不思議に思うのだが、一般に写真をプリントして何に使うのだろうか? 
 部屋に飾る!・・・2-3枚あれば足りるし、人にあげる!・・・もらった方は整理するのが面倒では、自分の作品のフォートフォリオを制作する!・・・それ位はプリンターを使うか、印刷原稿に使用する!・・・それこそデジタル処理だ、と考えてゆくと、デジタル写真をプリントする必要性が、私の場合はあまり見あたらない。低価格があたりまえになり、やがて衰退プロダクトになるのではと思われる。
 最近役に立つプロダクトといえば、Airmacだろう。京都の自宅の和室では、imacを持ち込んで、ワイヤレスでインターネットを行っている。仕事に疲れると、そのまま畳でゴロンと昼寝をしたりして、あれは便利だ。

清水寺
Fuji FinepixS5pro,AFNikkor50mm/F1.4D
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京都暮らし23. 電線の地中化

2009年06月05日 | Kyoto city
 京都は、伝統的建造物群保存地区の花見小路等は電線の地中化がされているのだが、 それ以外の地区では中々すすまない。実際に電柱の色は、建築に合わせられており景観に配慮はしているのだが、街の風景としてはやはり目障りであり、地中化すべきだろう。
 電柱がある風景は、日常の事なので次第に現代の都市の風景だとする解釈も生まれ、眼が慣らされてしまうようだ。地中化するもう一つの目的は、災害時などの安全性或いは耐久力だろう。こちらの議論の方が重要だと思う。
 私の家がある路地にも電柱が立ち並び、また軒下にも、隣家への配線が走っているといった具合に、あまり考えられない方法で配線されている。電気、電話、TVの共聴ケーブル、光ファイバーといった具合に、1世帯で4回線を引き込んでいるので、美観地区の路地の風景が錯綜してくるのも無理はないだろう。
 電線の話のついでだか、自宅では京都駅からTVの共聴ケーブルが引き込まれているが、まだ地デジ対応にならない。それではアナログ番組しかみられないので、自宅にアンテナを立てることにした。なにしろ北朝鮮で核実験が行われたことを知ったのがつい最近だった位だから、やはり基本情報は必要なのだと認識した。また美観地区なので調べたら個人用TVアンテナは規制の対象外だった。安心はしたが美観の話をしながら、それを阻害するアンテナを建てるというのも、矛盾する話なのだが。
 それにしてもアンテナは、NHKとKBSは比叡山へ、その他の放送局は生駒さんへ向けるので、二つ必要になると言う。盆地という地域事情なのだろうか。

二寧坂界隈
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6
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京都暮らし22. 散歩コース

2009年06月04日 | Kyoto city
 自宅から一番近い世界文化遺産清水寺は、パソコン稼業に疲れたときの、私の夕方の散歩コースである。夕方の斜光線が建物を立体的に見せてくれるし、清水の舞台から薄暮の京都の美景を期待している。それに東山の緑が多く、参道商店街の賑わいがあり、そして、三寧坂、二寧坂をへて、石塀小路から、宮川町の料亭街や八坂神社などを徘徊して、四条通から自宅に戻れるといった回遊ルートになるのが散策コースたる所以だろう。横濱に棲んでいた頃は、鶴見の総持寺ぐらいしかなかったから、散歩コースは格段に充実した。
 実はクリエイティブな仕事をするには、なにもないのが眼前の世界に集中できるとする説がある。そう考えると、3日もいれば街中を一巡できる名古屋なんか最適だとおもったが、実は名古屋の周囲には優れたところが多く、そして自動車都市なのである。何しろ自動車の行動範囲を考えれば京都や上高地まで軽くはいってしまうので、名古屋も京都同様に、実はそうした向きには意外に集中できないところだったりする。
 そう考えると東京は、2時間はかかる箱根と日光と田舎しかないのだから、こうした散歩コースに貧しい都市の方が仕事に没頭できるのかも知れない。実際に東京の散歩コースにはつまらない住宅街がダラダラと続き、自宅周りを歩く程度で大変恵まれない都市だが、人々は不満を感ずることはない。だから東京人がビジネスに励めるわけか。といって、そんなライフスタイルは個人的には、したくないとする気分もある。
 名古屋から京都迄が約160kmだから、最近の37km/lのエコカーならば、600円ぐらいの燃費+αで京都にこれる勘定になる。京都からみれば、名古屋は近いが、東京はやはり遠い街だ。そんなことを考えるのも、日帰りでやむなく東京にゆかざるをえない用事があり、目下算段しているのだが、これが面倒くさい。東京に行くのが、おっくうに感じる分、京都の街の散歩の方が面白いのである。

清水寺
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6


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京都暮らし21. インフルエンザ騒動

2009年06月03日 | Kyoto city
 さて、3月迄続けていた京都暮らしの身の回りの話を再び続けよう。ヴァーチャルアイランドver2を書いていた頃の京都は、大変気候が良い季節で、近所を散策していても気持ちがよい。と思っていたらインフルエンザ騒動で観光客が激減したが、それも1週間程で収束し、マスクの着用は一時のブームのようでもあった。
 実は昨年、鳥インフルエンザが発生しかけたときに私は、抗ウィルスマスク2種類を相当数備蓄している。モチガセという鳥取のメーカーが製造しているバリエールとN95というマスクである。医療関係者が多用しているのも、このマスクである。他の市販マスクより価格は高いが、インフルエンザが空気感染の場合はこのマスクでなければ防御できない。
 幸いにも今回は、通常の飛沫感染のインフルエンザだったので、モチガセのマスクを使用するほどではなかった。しかし、市民はもとより、JRや公共機関では全員マスクを着用し、当時患者の発生していなかった名古屋の市バスですら、運転手がマスクをしていたのには驚いた。確かに様々な人と接する彼らがかかる可能性は高いから、それ自体は正解なのだろうけど。
 昔私は、バスで風邪気味の赤ん坊が、私の顔めがけてくしゃみをされ、インフルエンザをうつされた経験があった。だから、やはり風邪を引いた人間がマスクをつけるべきだと思っている。それをみんながマスクをしたら、誰が患者で誰が正常なのか、わからないのではと思う。マスクを付けた街の風景は、どこかいい加減な節操のないブーム便乗社会だと、私は思っている。
 そんなわけで私は、 外から帰ったらうがいと手洗いを行い(ここまではよかったが)、栄養をつけるために旨いものをいただき、たっぷり睡眠をとり、過激な仕事はしない、などとしていたら太ってしまった。今では太りすぎて体調が悪いよ。

清水寺
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6
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