Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし36. 京都、上高地、海外

2009年06月23日 | field work
 研究対象の一つとして余暇を扱っている立場で本音を言うと、実は日本の中では、京都と上高地・・・即ち中部山岳国立公園が位しか出歩かない。それら以外の地域はどこも似たり寄ったりでつまらない上に、夏は暑いからね。その他、あえて出かけたいとすれば海外位だろう。 最近の私は、この三要素があれば満足できる。
 上高地の良いところは、マイカーの乗り入れを禁止したことである。現在は麓の沢渡から電気バスに乗り換えなければ、上高地には上がれない。そんなことは海外の国立公園ではすでに当たり前の事なのだが。
 昔マイカーで上高地まで来られた時代は、一方通行の釜トンネルで大いに渋滞したし、排気ガスが充満し難儀したことがある。それにマイカー利用のビジター達は、河童橋辺りを見て帰ってしまうので、山岳地帯の環境を堪能する人達ではない。そう、上高地は、マイカーで来るような観光地ではないのである。よくある例だが国立公園第1種地域やその付近を、観光道路が横断するなんていうところは、環境破壊の最たるものであり、もっての他よ!。
 上高地に来たら、6時間半歩いて誰でもがゆける涸沢迄登ることを薦める。また、徳沢園ぐらい迄ならば往復4時間で、高原の空気を十分味わうことが出来る。そして山小屋であれホテルであれ泊まってゆくことを薦める。北アルプスや焼岳の朝焼け、梓川等高原の朝は美しいし、温泉もある。
 しかし、京都は私が住んでいる街だし、上高地は何回も訪れているリゾートで、国内の旅はそれでお終い。それに海外とそんな三要素にしか行かないようなことを言っていては、我が国の余暇人口は増えない、少し自己矛盾(笑)。

2009年上高地
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED
コメント
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