Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし21. インフルエンザ騒動

2009年06月03日 | Kyoto city
 さて、3月迄続けていた京都暮らしの身の回りの話を再び続けよう。ヴァーチャルアイランドver2を書いていた頃の京都は、大変気候が良い季節で、近所を散策していても気持ちがよい。と思っていたらインフルエンザ騒動で観光客が激減したが、それも1週間程で収束し、マスクの着用は一時のブームのようでもあった。
 実は昨年、鳥インフルエンザが発生しかけたときに私は、抗ウィルスマスク2種類を相当数備蓄している。モチガセという鳥取のメーカーが製造しているバリエールとN95というマスクである。医療関係者が多用しているのも、このマスクである。他の市販マスクより価格は高いが、インフルエンザが空気感染の場合はこのマスクでなければ防御できない。
 幸いにも今回は、通常の飛沫感染のインフルエンザだったので、モチガセのマスクを使用するほどではなかった。しかし、市民はもとより、JRや公共機関では全員マスクを着用し、当時患者の発生していなかった名古屋の市バスですら、運転手がマスクをしていたのには驚いた。確かに様々な人と接する彼らがかかる可能性は高いから、それ自体は正解なのだろうけど。
 昔私は、バスで風邪気味の赤ん坊が、私の顔めがけてくしゃみをされ、インフルエンザをうつされた経験があった。だから、やはり風邪を引いた人間がマスクをつけるべきだと思っている。それをみんながマスクをしたら、誰が患者で誰が正常なのか、わからないのではと思う。マスクを付けた街の風景は、どこかいい加減な節操のないブーム便乗社会だと、私は思っている。
 そんなわけで私は、 外から帰ったらうがいと手洗いを行い(ここまではよかったが)、栄養をつけるために旨いものをいただき、たっぷり睡眠をとり、過激な仕事はしない、などとしていたら太ってしまった。今では太りすぎて体調が悪いよ。

清水寺
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6
コメント
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