Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし23. 電線の地中化

2009年06月05日 | Kyoto city
 京都は、伝統的建造物群保存地区の花見小路等は電線の地中化がされているのだが、 それ以外の地区では中々すすまない。実際に電柱の色は、建築に合わせられており景観に配慮はしているのだが、街の風景としてはやはり目障りであり、地中化すべきだろう。
 電柱がある風景は、日常の事なので次第に現代の都市の風景だとする解釈も生まれ、眼が慣らされてしまうようだ。地中化するもう一つの目的は、災害時などの安全性或いは耐久力だろう。こちらの議論の方が重要だと思う。
 私の家がある路地にも電柱が立ち並び、また軒下にも、隣家への配線が走っているといった具合に、あまり考えられない方法で配線されている。電気、電話、TVの共聴ケーブル、光ファイバーといった具合に、1世帯で4回線を引き込んでいるので、美観地区の路地の風景が錯綜してくるのも無理はないだろう。
 電線の話のついでだか、自宅では京都駅からTVの共聴ケーブルが引き込まれているが、まだ地デジ対応にならない。それではアナログ番組しかみられないので、自宅にアンテナを立てることにした。なにしろ北朝鮮で核実験が行われたことを知ったのがつい最近だった位だから、やはり基本情報は必要なのだと認識した。また美観地区なので調べたら個人用TVアンテナは規制の対象外だった。安心はしたが美観の話をしながら、それを阻害するアンテナを建てるというのも、矛盾する話なのだが。
 それにしてもアンテナは、NHKとKBSは比叡山へ、その他の放送局は生駒さんへ向けるので、二つ必要になると言う。盆地という地域事情なのだろうか。

二寧坂界隈
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6
コメント
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