Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし35. 夏至

2009年06月22日 | field work
 昨日は、夏至だった。個人的には、春分から夏至の間、特に5月の初夏から夏至までの季節が一番好きである。湿度が低いために風景がクリアであるし、昼間の時間が長くなってくることに対し、どこか余裕が感じられるからだと思う。
 今日からは、次第に昼の時間が短くなってゆくので、精々夕方の風景を楽しむしかないだろう。これが8月のお盆を過ぎると、風景はどこか暗く寂しく思われるので、個人的には秋が嫌いである。
 実際山も、お盆の末頃には、登山者もグンと減ってきて、秋の寂しい気配が漂う。9月は台風さえこなければ、天気が良いので、山歩きには好都合なのだが、やはり高原は、秋の寂しさがある。10月初旬の紅葉が終われば、山は冬ごもりの支度を始めるだろう。
 街に行けば、7月や8月はお祭りが多い。例えば7月は一ヶ月間京都の祇園祭があるし、東北の3大祭は8月上旬に集中している。祭は夏のクライマックスの現れだろう。それがおわれば、もう秋なのである。
 そんなことを考えると、6月というのは、案外最適な旅行シーズンだっりするのかも知れない。場所によっては新緑が残っているし、風景は美しい。この時期飛騨高山は蒸し暑かったが、上高地に足を向けたのは正解だった。
 従って、個人的には、もう今年の楽しみはお終いという気分だ。後は惰性の日々である。こう書くと夏を控えて色々と画策している向きには、アレッという気分だろうけど、夏の暑いときは、家の中でクーラーをつけて静かに暮らした方が、快適だよ。

京都・東本願寺
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED
コメント
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