オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニッチからのオショロコマ競争排除

2014-01-06 23:35:30 | ニジマスによる被害
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2011-8-28 (土) 快晴

外来魚ニジマスによるニッチからのオショロコマ競争排除

朝寝して11時に起床。 のんびり過ごそうと思ったがあまりに天気が良いので、またニジマス釣り3連ちゃん目に出かけた。 13時に自宅を出発。 昼食は近くのスパ専門店でスパゲティ、ボンゴレ。他に客はおらず店員の女性が無愛想。味はまずい。ムール貝についていた小石で歯が欠けそうになった。ここにはもうこないことにした。

最初の橋のたもとに釣り人と思われる北見ナンバー軽自動車一台ありそこはパス。林道を登って昨日釣り人の車があった二股分岐に駐車して入渓。

そこから下流域を狙ったがさすがに昨日釣人が入ったせいか魚がいない。

なんとかオショロコマ2匹、のほかは、ここぞという立派なたまりでも魚信無く目的のニジマスはいない。そのうち、釣り人が木の枝などそろえてその上に沢山の魚を並べて撮影したとおぼしき痕跡を発見。大量の魚をさばいたあともあった。丁度ここまで釣り人がはいり、昨日は偶然 私たちはそのすぐ上流から釣り登ったようだ。 










そこでいったん川からあがって1500mほど上流から再度釣り下ったが、今度は急流部分が多く急流を嫌うニジマスはいない。急流水域のちょっとした岩陰などを丹念にさぐってオショロコマが7匹。 











そのあと、かなり下って川の流れが緩やかになった大きなたまりでニジマス合計16匹。今回ニジマスのいるところにはオショロコマはいなかった。

今日は、ニジマスとオショロコマは、はっきり棲み分けているようだ。




























本来ならオショロコマが群生しているはずの立派なたまりが強大な外来魚ニジマスに占拠され、オショロコマは急流域の岩陰などに追いやられているものと思われた。

夏場になると渓流によってはオショロコマが瀬にでてくることもある。とはいえ、一般的にこんな浅く流れの速い瀬は嫌うのでそれとはちょっと違うような気がする。

以前はオショロコマの棲んでいた最適場所ニッチ:おおたまりは強大な侵入者ニジマスによる競争排除がおこってオショロコマが強引に排除されていることは明白であろう。ニジマスは成魚のみならず幼魚・若魚もみられ、ここで野生化し繁殖していることがうかがえる。

 

途中、妻が私のFUJI Fine Pix F200EXR デジカメが胸ポケットから落ちそうになっているのを目撃。大声で騒いだが、私は気づかず、ぼっちゃんと川に落ち水没。動かなくなった。すぐバッテリーを抜いた。このデジカメは動画撮影用で静止画像は KD-500Z で撮影しているので撮影は継続できた。

この水域ではニジマス16匹、オショロコマ9匹で立派なたまりはすべてニジマスが占拠し、オショロコマたちは全て浅い瀬に追いやられていたのが印象的であった。

今回の休日は 3日続けて渓流釣りをやったが 疲れた。そこで夕食はスーパーで生寿司セット 一人前500円を買って帰宅した。


PS: 2011年、この水域では以前はオショロコマが群生していた棲息・索餌行動に最適な立派なたまりがことごとくニジマスに占拠され、オショロコマが劣悪な環境へと追いやられている様子がうかがえた。 その2年後の 2013年には、この水域は完全にニジマスに制圧されオショロコマは消えてしまった。



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コメント
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