オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

2013早春のニジマス釣り、オショロコマ壊滅

2014-01-26 13:02:19 | ニジマスによる被害
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2013-5-31   晴れたり曇ったり 暖かい

12;00 一人で近郊の渓流に早春のニジマス釣りへ出発。 

12:55 現地へつきいつもの二股ポイントへ行こうとしたが 橋の手前で ゲートにガッチリ番号カギがかかっていた。 

仕方なく、そこで駐車。橋の上流へ向かって入渓開始。この時期、山火事予防その他の理由で各地の林道はゲートに施錠されている事が多い。 





ほれぼれする立派な美しいたまりが続くが、まったく魚信なくウソみたい。 先行者がいるのだろうか?。 しかし釣り人の気配や痕跡はまったくない。入念に釣り登ったが 一回小型の魚がアタックしてきたが食いつかなかった。 そういえば、このあたりは昨年も魚がいなかった。



林道を番号カギを開けて入ったと思われる林務所関係風の車が2台走り去っていった。

ぴーぴー熊よけ呼び子を鳴らしながら、えんえんと魚信がないまま釣り登ったが、とうとう二股ポイントが見えてきた。二股手前のいつもニジマスが多いたまりで 初めて25cm ニジマスがかかった。やせて傷が多いニジマスだ。心ならずも呑ませてしまいハリスを切って放した。 








その上流の右手支流の合流ポイントで30cmニジマス一匹ヒット。強烈な引き。いなして抜きあげたが、きれいな個体だ。








そこで川をあがり右手支流沿いに少し林道を進んで最初の橋から川に降りた。この支流はここから2-300mの間、とても良いたまりが続く。 

期待していたポイントには魚信なく、3つ目のたまりで 何度流しても魚信なかったが、根がかり覚悟で思い切り沈めて流すと やっと30cm ほどのニジマスが食いついた。走られると入り組んだ沈木に釣り糸がからむので、しかたなく一気に引き抜いたが、竿も折れず釣り糸も切れず、うまくいった。 






そのすこし上流で 15cm ニジマス若魚が数匹かかったが それまで。 この上流は川が林道から離れるばかりで ずーつとダラダラ川が続きたいしたポイントは無いので引き上げることにした。
















ここでは、オショロコマは壊滅して久しく、ニジマス駆除はもはや無意味と考え、釣ってもリリースしている。 

橋から川をあがって 15分ほど歩くと 駐車ポイントまでもどることが出来た。 川の中を2時間釣り登ったのだが 林道を歩くと意外と短い区間であった。 今日は ニジマスが少ないのか、活性が低いだけなのか良く分からない状況であった。 

今日はニジマス大小7匹を釣ったが、かって豊富に棲息していたオショロコマは この日も一匹も釣れなかった。

言い忘れていたが、つい4年前までは、ここは良型オショロコマの群れるオショロコマの楽園というべき水域であったのだ。

ある日、ここでニジマス若魚を初めて確認して、その後たった四年でニジマスは野生化・自然繁殖を開始して、たちまちオショロコマは壊滅し、ニジマス一色の水域になってしまったのであった。

この2年間はオショロコマはまったく釣れず、ここは私にとってはニジマス釣り専用の水域となった。

昨年からは、ここでニジマスを釣っても、もはや駆除は無意味と考え、リリースしているが、心のなかでは、死魚の山を築いてでもニジマスを駆除すべきかどうか、いまだに悩んでいるところだ。

新緑の森はコゴミが葉を展開してきれい。ニリンソウが満開。少ないがオオバナノエンレイソウがあった。確かにニジマス釣りそのものは楽しいのだが、こんな自然豊かな渓流に突然、外来魚代表ニジマスが侵入し、あっという間に渓流を占拠した。本当にこれで良いのだろうか?。















いまだオショロコマなど在来魚が棲息する水域にニジマスが侵入する恐れがある場合、ニジマス放流厳禁です。






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コメント
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