オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマス増殖オショロコマ消えた

2014-01-08 21:29:53 | ニジマスによる被害
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2009-5-16(土) 晴れ
2009年、ニジマス大増殖、在来種オショロコマが消えた。

今日は天候がよく穏やかな日よりだ。放流ニジマスが野生化し、自然繁殖し、在来のオショロコマを圧倒しつつある渓流の一つに今年の状況を見に出かけた。



























いつもニジマスがたまっている良ポイントでは今日はとりわけ個体数が多く、幼魚~若魚のほか、おそらく産卵行動のため下流域からの成魚が集結してきたものと思われた。











ニジマス20~40cm が入れ食い状態で釣れた。このほか巨大な2匹には逃げられたが最終的にニジマス若魚~成魚15匹を釣って撮影しキープした。










釣り上げたニジマスは尾叉長25cmくらいから成熟しているようで成魚♂はいずれも激しく放精した。












ひたすら上流へ登りたいらしく落差のあるところを登ろうと、何度も勢いよく跳ね上がるニジマスもいた。トラウト一般の本能として産卵行動に、より有利な上流をめざしているものと思われた。

昨年までは少数ながら生き残っていた在来種オショロコマは今日はまったく見られなかった。

この水域から在来種オショロコマは野生化・大繁殖した外来魚ニジマスに完全に駆逐されてしまったようだ。この水域で野生化ニジマスはかなりの勢いで個体数を増やしていることは疑う余地もない。

オショロコマは最良の棲息環境から強制排除されたものの、どこかで多少は生き残っている可能性もあり全滅の確認にはもう少し慎重を期したい。ここでのニジマス駆除はもう少し継続してみようと思う。




いずれにしても今日オショロコマが一匹も確認できなかったことは大きな驚きと失望であった。

雪解け増水のせいか水量は普段よりやや多く、川の状態は、昨年秋の大増水や流木などでかなり変化していた。


旭川や道北では普通に群落をなしてみられるが何故か北見地方では珍しい早春の水辺の花、エゾノリュウキンカが少し咲いていた。






もう、ニジマス駆除を続けてもダメかな。とうとう、オショロコマがいなくなっちゃったね。



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