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2009-10-25(日) 晴れ 暖かい
黒オショロコマと野生化ニジマスとの終末戦争、オショロコマに勝ち目はなさそう。
朝寝してちょっと遅くなってしまったが10時10分自宅を出発。
黒オショロコマと野生化ニジマスがエンドレスな泥沼戦争状態になっている渓流に向かった。
かってはオショロコマしかいない渓流だったが継続的なニジマス放流の時期があったようだ。在来種の黒オショロコマたちは、いまや完全野生化して世代交代を繰り返しているニジマス(ドナルドソン)に押しまくられて殆ど虫の息である。
私たちは黒オショロコマに加勢して野生化ニジマスとの戦争に介入してきた。その効果は少し見えてきて、今年の春には、まったく見かけなかった黒オショロコマが、最近少しだが釣れるようになってきている。
しかし、最大の問題は釣り人が喜ぶ大型ニジマスの存在ではなく自然繁殖に由来するニジマス幼魚・若魚が増えていることだ。そうなると最終的にはオショロコマの勝ち目はなくなる。
最初のポイントでは野生化ニジマス30cm 級は3本のみで他は小型虹鱒ばかりでオショロコマは見られなかった。150mほど離れたもう一カ所のポイントでは30cm 級3匹のほか、ここも小型虹鱒が多い。






























虹鱒をほぼ釣りきったらやっとオショロコマが少し釣れてきた。この渓流独特の黒オショロコマだ。この日は黒オショロコマは6匹を確認。水中で手早く撮影後、丁寧にリリースした。







この渓流で黒オショロコマを圧倒している野生化ニジマスは大小26匹をキープ、おいしくいただくことにした。しかしオショロコマ6匹に対しニジマス26匹では、この戦争の行く末は結果が見えた気がしないでもない。
一体誰が放流したかは知らぬが、ニジマス放流の影響は真摯に重く受け止めていただきたい。
この間、3時間ほどの釣りであったが、浮き岩が多く、けっこう歩きにくい渓流で何度も転倒しそうになった。若かった頃と違って今の私たちは体力的にはあまり自信がない。3時間の過酷な遡行で疲労困憊状態になり、それ以上の釣りは断念せざるを得なかった。


帰り道、観光キツネが寄ってきた。

何もあげないよ。 観光キツネには決して餌を与えないで下さい。
夕食は新鮮な虹鱒の開きにハーブとスパイスと岩塩(マジックソルト)を振っての創作塩ふり焼き。とてもおいしかった。


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