オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

多彩な外観、ひたすら美しいオショロコマたち  早春、知床の美麗オショロコマ その弐

2015-10-19 20:47:41 | 渓流魚、蝶、自然
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多彩な外観、ひたすら美しいオショロコマたち

早春、知床の美麗オショロコマ その弐

20XX-4-15(金) 薄曇り

一般的に渓流魚の姿が激減する早春だというのにここではオショロコマは多く、活性も高く次々に釣れる。この付近まで下ると、20cm越えの良型も多くなる。

栄養もよく、良く肥えていて腹が赤く赤点紋理がとりわけ鮮やかで壮絶なほど美しい個体もいる。











一般的に知床のほかの渓流では、この時期何故かオショロコマはとても少なくて活性もひくい。ほとんど釣りにならない渓流が多い。

ここは何故か良く釣れる。いくつかの理由は推定されるものの本当に不思議な渓流である。

この渓流のオショロコマたちはいずれ劣らぬ美形・美麗な個体ばかりだがその外観は人間の目から見ればさまざまだ。

信じられないほど腹部が赤い個体がいる一方で、白い腹部のものもいる。暗色調の外観のものもいれば、とても明るい色調の個体もいる。びっしり細かな赤点紋理のものもいれば、大きめで数は少ない形の赤点紋理の者もいる。




















































フキノトウを採る。



























これら多彩な外観の個体が同じところに群生して泳いでいる。少なくとも外観に関する遺伝子の多様性はいまだ十分に保たれているかに見える。

そういった意味では実に頼もしい個体群にみえるが、その存続に関しては不安な要素が一杯だ。

長年知床の渓流を見てきた私にとって10年先、この個体群が依然としてここに存在しているかどうかすら、実に不安であるとしか言いようがない。

少なくとも、鮮明な画像だけでもしっかりと記録しておきたい思いに駆られる。

撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧にもとの場所にリリースした。 

   この項、続く。



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