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オホーツク常呂川支流のヤマベ川、新居常呂川にやっとオショロコマを発見。
202X-5-20 (金) 晴れ のち曇 一時雨。
オホーツクの名流常呂川 (ところがわ)は多くの支流群があり中でも大きな支流の一つに新居常呂川( にいところかわ)がある。
常呂川支流のいくつかには源流域にオショロコマが生息している。しかしこの新居常呂川の支流群を長年調査してきたがオショロコマはどうしても発見出来なかった。
この渓流の上流から源流には孵化放流事業に由来すると思われる多数のヤマベが見られ、在来のアメマスも多い。ニジマスはこれまでのところ、おそらくいない。ちなみにオショロコマは、はるかに俊敏なヤマベの放流を嫌い、知床の例ではヤマベの放流があると、オショロコマそこから姿を消すことが知られています。
ヤマベ川といっても良いほどヤマベが多い新居常呂川の渓相は実に見事だが、ヤマベもアメマスも大型個体は稀で10 ~15cm の小型個体が多い。
ヤマベの多くは1-2年魚で、超小型のエサ取り名人、当年魚がほとんど。3年魚はまれで滅多に見ることがない。もしかすると入渓が容易な川なので釣り人が多いだけなのかもしれない。
おそらく川に残るヤマベよりも、降海して美味しいサクラマス資源になる個体の方が多いのではないかと思う。
しかし、新居常呂川源流まで遡上産卵するサクラマスは意外と少ないことから網走川水系と同じく、おびただしい数の小型ヤマベの存在は、孵化放流事業に頼っているところが大きいのではあるまいか。
前置きが長くなってしまいましたが、この日、ついに新居常呂川源流域でオショロコマを確認しました。20年探しても発見できなかったので新居常呂川にはオショロコマはいないと言いたいところでしたが、世の常として、いないと言い切るのは、いた というよりはるかに難しいことを如実に示す出来事でした。
新居常呂川の源流域のごく小規模な支流。本流から枝分かれしたところから上流200mまでのごくごく短い水域に新居常呂川独特のオショロコマが奇跡的にいました。
不思議なことに、この短い水域には本流ではあれだけ多いアメマスもヤマベも、もちろんニジマスも見られずオショロコマだけが生息していました。
それなりの自然繁殖が行われているようで幼魚~成魚を12匹ほどが釣れ、手早く水中で撮影してリリースしました。
小型でとても地味な外観のオショロコマです。淡く明るいくすんだ灰褐色調の体色で、赤点紋理は淡いオレンジで小さく鮮やかさはない。腹部はほんのりと黄色味を帯びる個体が多く、ヒレの着色も軽度で鮮やかさはない。栄養状態は良好でよく肥えている。背部虫食い紋や背びれの白点は普通で特別な特徴はない。
新居常呂川のオショロコマは他では、あまり見かけない外観でなんとなくこの場所特有のものと言えなくもないが、いずれにしても今のところ観察個体数は少ない。今後、さらなる地道な調査が必要です。
この時期、あたりは早春の景観でこの付近ではあまり多くないエゾノリュウキンカの花が咲いていました。
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オホーツク常呂川支流のヤマベ川、新居常呂川にやっとオショロコマを発見。
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オホーツクの名流常呂川 (ところがわ)は多くの支流群があり中でも大きな支流の一つに新居常呂川( にいところかわ)がある。
常呂川支流のいくつかには源流域にオショロコマが生息している。しかしこの新居常呂川の支流群を長年調査してきたがオショロコマはどうしても発見出来なかった。
この渓流の上流から源流には孵化放流事業に由来すると思われる多数のヤマベが見られ、在来のアメマスも多い。ニジマスはこれまでのところ、おそらくいない。ちなみにオショロコマは、はるかに俊敏なヤマベの放流を嫌い、知床の例ではヤマベの放流があると、オショロコマそこから姿を消すことが知られています。
ヤマベ川といっても良いほどヤマベが多い新居常呂川の渓相は実に見事だが、ヤマベもアメマスも大型個体は稀で10 ~15cm の小型個体が多い。
ヤマベの多くは1-2年魚で、超小型のエサ取り名人、当年魚がほとんど。3年魚はまれで滅多に見ることがない。もしかすると入渓が容易な川なので釣り人が多いだけなのかもしれない。
おそらく川に残るヤマベよりも、降海して美味しいサクラマス資源になる個体の方が多いのではないかと思う。
しかし、新居常呂川源流まで遡上産卵するサクラマスは意外と少ないことから網走川水系と同じく、おびただしい数の小型ヤマベの存在は、孵化放流事業に頼っているところが大きいのではあるまいか。
前置きが長くなってしまいましたが、この日、ついに新居常呂川源流域でオショロコマを確認しました。20年探しても発見できなかったので新居常呂川にはオショロコマはいないと言いたいところでしたが、世の常として、いないと言い切るのは、いた というよりはるかに難しいことを如実に示す出来事でした。
新居常呂川の源流域のごく小規模な支流。本流から枝分かれしたところから上流200mまでのごくごく短い水域に新居常呂川独特のオショロコマが奇跡的にいました。
不思議なことに、この短い水域には本流ではあれだけ多いアメマスもヤマベも、もちろんニジマスも見られずオショロコマだけが生息していました。
それなりの自然繁殖が行われているようで幼魚~成魚を12匹ほどが釣れ、手早く水中で撮影してリリースしました。
小型でとても地味な外観のオショロコマです。淡く明るいくすんだ灰褐色調の体色で、赤点紋理は淡いオレンジで小さく鮮やかさはない。腹部はほんのりと黄色味を帯びる個体が多く、ヒレの着色も軽度で鮮やかさはない。栄養状態は良好でよく肥えている。背部虫食い紋や背びれの白点は普通で特別な特徴はない。
新居常呂川のオショロコマは他では、あまり見かけない外観でなんとなくこの場所特有のものと言えなくもないが、いずれにしても今のところ観察個体数は少ない。今後、さらなる地道な調査が必要です。
この時期、あたりは早春の景観でこの付近ではあまり多くないエゾノリュウキンカの花が咲いていました。
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