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イワナの腹部着色に関する一私見
田中 篤
水深の深い所に棲むイワナは腹が白い、
水深の浅い所に棲むイワナの腹は着色する、
水深は浅ければ浅いほど色は濃くなる。
底石の色が明るい色の所は薄い黄色、
石が普通の明度の所は黄色、
暗い色、あるいは赤茶けた色の場合はオレンジ、
底石が黒い場合は赤になる。
これに水深の法則が合わさって腹の色が決まる。
なぜそうなるのか?
水深の深い所では中層を泳ぐ機会が多い、
すると下から大型魚に襲われる可能性がある、
そんな場合は腹が白いと保護色になり攻撃され難くなる、
つまり保護色として腹が白くなる。
浅い所に棲む場合は腹は常に底に近い、
つまり下から襲われる事は少ない、しかし横からは襲われる、
そこで腹が白いと底石と腹の色のコントラストが高くて横からは見つかりやすい、
そんな場合は腹が底石の色に近いと腹の輪郭が曖昧になって見つかり難くなる、
したがって腹の色が底色に近いと攻撃され難い、こちらも保護色だ。
でも保護色なら茶色や灰色の方が底石の色に似ていると思うが、
なぜ鮮やかな黄色やオレンジ、赤色になるのだろう?
お腹は魚体の下部であるから、陰になっていて暗い、
だから黄色もほぼ茶色に見える、赤も焦げ茶色に見える、
つまり魚を裏返して見れば鮮やかな黄色や赤色の腹の色であってもちゃんと保護色になっているのだ。
<イワナの腹部着色写真 >
イワナの腹部着色に関する田中 篤さんの興味深い考察ですが、これまでイワナの腹部着色についての検討はあまりなされてこなかったかと思われます。オショロコマやアメマス若魚は腹部着色が目立つものも多く、ニジマスの腹部に、とある特徴をあらわす種苗もあります。そのうち、これらについても アップして行きたいとおもいます。
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イワナの腹部着色に関する一私見
田中 篤
水深の深い所に棲むイワナは腹が白い、
水深の浅い所に棲むイワナの腹は着色する、
水深は浅ければ浅いほど色は濃くなる。
底石の色が明るい色の所は薄い黄色、
石が普通の明度の所は黄色、
暗い色、あるいは赤茶けた色の場合はオレンジ、
底石が黒い場合は赤になる。
これに水深の法則が合わさって腹の色が決まる。
なぜそうなるのか?
水深の深い所では中層を泳ぐ機会が多い、
すると下から大型魚に襲われる可能性がある、
そんな場合は腹が白いと保護色になり攻撃され難くなる、
つまり保護色として腹が白くなる。
浅い所に棲む場合は腹は常に底に近い、
つまり下から襲われる事は少ない、しかし横からは襲われる、
そこで腹が白いと底石と腹の色のコントラストが高くて横からは見つかりやすい、
そんな場合は腹が底石の色に近いと腹の輪郭が曖昧になって見つかり難くなる、
したがって腹の色が底色に近いと攻撃され難い、こちらも保護色だ。
でも保護色なら茶色や灰色の方が底石の色に似ていると思うが、
なぜ鮮やかな黄色やオレンジ、赤色になるのだろう?
お腹は魚体の下部であるから、陰になっていて暗い、
だから黄色もほぼ茶色に見える、赤も焦げ茶色に見える、
つまり魚を裏返して見れば鮮やかな黄色や赤色の腹の色であってもちゃんと保護色になっているのだ。
<イワナの腹部着色写真 >
イワナの腹部着色に関する田中 篤さんの興味深い考察ですが、これまでイワナの腹部着色についての検討はあまりなされてこなかったかと思われます。オショロコマやアメマス若魚は腹部着色が目立つものも多く、ニジマスの腹部に、とある特徴をあらわす種苗もあります。そのうち、これらについても アップして行きたいとおもいます。
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