先週、小ブログのコメント欄デビューを飾った ALL_OF_ME さんから、以前、ルイ・プリマのレコードを教えてとメールを頂いた。ベスト盤を購入以来はまっているらしい。ベスト盤が出ているくらいだから、相当数の音源があるのだろうが、生憎ルイ・プリマをまともに聴いたことがない。精々「シング・シング・シング」の作曲者として名前を知っているくらいで、夫人のキーリー・スミスとおしどりコンビでヒットした「素敵なあなた」くらいしか聴いていない。まだまだ聴いていない音源、聴かなければいけないレコードが多いことを改めて知った。
「素敵なあなた」の原題は「 Bei Mir Bist Du Schoen 」で、ヘブライ語、スラブ語、ドイツ語がまざったイディッシュ語だそうで、舌を噛みそうな発音だ。32年に作られた古い曲でプリマ夫妻、アンドリュース・シスターズ等唄物が多い。ベニー・グッドマンも38年のカーネギー・ホール・コンサートで演奏していたが、こちらもマーサ・ティルトンのヴォーカルをフィチャーしていた。このリズミカルな曲をブッカー・アービンが「ヘヴィー」で取り上げている。
アービンは特色のある音色と逞しいフレーズが持ち味で、高く評価されながらも人気とは無縁のまま他界した。チャールス・ミンガスのグループにいたが、余計なソロを吹くとジミー・ネッパーみたいにミンガスに殴られ、歯を折られてはいけないとばかりに大人しい。その鬱憤を晴らすかのようにリーダー作は吹きっぱなしだ。「素敵なあなた」は12分を超える長尺で、ジミー・オーエンスやガーネット・ブラウンのソロも入るが、アービンの独壇場のソロが素晴らしい。アルバム・タイトル通りヘヴィーな仕上がりで印象深い一枚だ。
この曲はエラ・フィッツジェラルドと、ヘレン・メリルも唄っている。耳元で「素敵なあなた」と囁いてくれるなら、「さぁ、あなたはどっち?」 勿論、お二人がお若い頃の話だが・・・
「素敵なあなた」の原題は「 Bei Mir Bist Du Schoen 」で、ヘブライ語、スラブ語、ドイツ語がまざったイディッシュ語だそうで、舌を噛みそうな発音だ。32年に作られた古い曲でプリマ夫妻、アンドリュース・シスターズ等唄物が多い。ベニー・グッドマンも38年のカーネギー・ホール・コンサートで演奏していたが、こちらもマーサ・ティルトンのヴォーカルをフィチャーしていた。このリズミカルな曲をブッカー・アービンが「ヘヴィー」で取り上げている。
アービンは特色のある音色と逞しいフレーズが持ち味で、高く評価されながらも人気とは無縁のまま他界した。チャールス・ミンガスのグループにいたが、余計なソロを吹くとジミー・ネッパーみたいにミンガスに殴られ、歯を折られてはいけないとばかりに大人しい。その鬱憤を晴らすかのようにリーダー作は吹きっぱなしだ。「素敵なあなた」は12分を超える長尺で、ジミー・オーエンスやガーネット・ブラウンのソロも入るが、アービンの独壇場のソロが素晴らしい。アルバム・タイトル通りヘヴィーな仕上がりで印象深い一枚だ。
この曲はエラ・フィッツジェラルドと、ヘレン・メリルも唄っている。耳元で「素敵なあなた」と囁いてくれるなら、「さぁ、あなたはどっち?」 勿論、お二人がお若い頃の話だが・・・