今年2月だったか、「今、アメリカは黒人が大統領になっている。これは奴隷ですよ」と言った国会議員がいた。アメリカの歴史を学び始めた小学生でも大統領と恥部である奴隷制度を結びつけないだろう。稚拙で不見識な発言は小学生以下のレベルだ。おまけに反省の色もない。90年代初頭にブームになった反省猿ではないが、札幌の丸山、いや円山動物園の猿でも反省できる。
「Bye Bye Blackbird」という曲がある。1926年に映画やミュージカルとは関係なく作られたもので、当初はヒットしなかったが細く長く愛されている曲の一つだ。54年にマリリン・モンローが映画「帰らざる河」で歌っていたし、2009年の映画「パブリック・エネミーズ」ではダイアナ・クラールのバージョンが効果的に使われていた。さて、この「blackbird」とは何か?不運、不吉、また売春婦等、様々な解釈がされている歌詞の内容は機を改めるとして単語だけをとると一般的にはツグミ科のクロウタドリという鳥のことだが、スラングでは「黒人」や「奴隷制」をさすという。
先週話題にした「I Fall In Love Too Easily」同様、この曲もアドリブの素材に対する嗅覚が研ぎ澄まされているマイルスが取り上げたことでモダンジャズ・チューンとして定着している。今回はワンホーンで悠々と吹くベン・ウェブスターを選んでみた。レイ・ブラウンとエド・シグペンのキッチリとしたビートのイントロからやんわりと吹きだすベンといきなり飛ばすオスカー・ピーターソンとの対比が面白い。エンディングで一気に盛り上がったあとピーターソンがラストに一音入れるあたりはお見事。ジャケット写真は合成だが、ゲッツとエヴァンスのそれのように仲が悪いわけではないので誤解なきよう。
暴言といえば滋賀県で甲子園に出場する球児に向かって「1回戦負けしろ」と言った県議がいた。「しがない奴」とはこれだ。かと思えば国会審議中に携帯電話をいじった挙句あくびをした議員もいる。名前は「みどり」だが枯れていた。また年に地球5周分相当のガソリン代を収支報告書に記載したのもいる。こちらは「志桜里」だが、会見でしおらしさはなかった。早いとこ、議会からバイバイしてほしい。
「Bye Bye Blackbird」という曲がある。1926年に映画やミュージカルとは関係なく作られたもので、当初はヒットしなかったが細く長く愛されている曲の一つだ。54年にマリリン・モンローが映画「帰らざる河」で歌っていたし、2009年の映画「パブリック・エネミーズ」ではダイアナ・クラールのバージョンが効果的に使われていた。さて、この「blackbird」とは何か?不運、不吉、また売春婦等、様々な解釈がされている歌詞の内容は機を改めるとして単語だけをとると一般的にはツグミ科のクロウタドリという鳥のことだが、スラングでは「黒人」や「奴隷制」をさすという。
先週話題にした「I Fall In Love Too Easily」同様、この曲もアドリブの素材に対する嗅覚が研ぎ澄まされているマイルスが取り上げたことでモダンジャズ・チューンとして定着している。今回はワンホーンで悠々と吹くベン・ウェブスターを選んでみた。レイ・ブラウンとエド・シグペンのキッチリとしたビートのイントロからやんわりと吹きだすベンといきなり飛ばすオスカー・ピーターソンとの対比が面白い。エンディングで一気に盛り上がったあとピーターソンがラストに一音入れるあたりはお見事。ジャケット写真は合成だが、ゲッツとエヴァンスのそれのように仲が悪いわけではないので誤解なきよう。
暴言といえば滋賀県で甲子園に出場する球児に向かって「1回戦負けしろ」と言った県議がいた。「しがない奴」とはこれだ。かと思えば国会審議中に携帯電話をいじった挙句あくびをした議員もいる。名前は「みどり」だが枯れていた。また年に地球5周分相当のガソリン代を収支報告書に記載したのもいる。こちらは「志桜里」だが、会見でしおらしさはなかった。早いとこ、議会からバイバイしてほしい。