映画はやはり映画館で観るのが本筋だと思うが、こんな作品はDVDレンタルでしか観る機会はないだろう。
http://posren.livedoor.com/detail-79803.html?ln=17
一言でいえば、2流。脚本はつじつまが合わないし、展開はのろい。やくざな男たちは類型的だし、女たちもただのバカばかり。もう一言つけ加えれば、粗雑。だが、その反対の優等生ぶった、たとえばナイト・シャマラン作品などより、ずっと好きになれる不良品だ。ナスターシャ・キンスキーをはじめとする、3人のみじめな境遇の女たちが、右往左往しながらカジノ強盗計画に巻き込まれるなかで、同志的連帯を結んでいくところが泣ける。最後のナスターシャ・キンスキーはまるで、「女囚さそり」の松島ナミのようだ。アメリカ映画なのに、ロシア人ばかり出てきてロシア語がとびかうところが、いまのアメリカ映画らしくていい。けっして、お勧めの映画ではないが、映画を観るという無為な時間の過ごしかたに、ほどよくマッチしている。名作や傑作を求めて選り好みするのは卑しい。うん、このブログのタイトルを「何様かよ」に変えよう。「何が粋かよ、吹きさらし」に比べると腰が引けてるが、分相応だろう。
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一言でいえば、2流。脚本はつじつまが合わないし、展開はのろい。やくざな男たちは類型的だし、女たちもただのバカばかり。もう一言つけ加えれば、粗雑。だが、その反対の優等生ぶった、たとえばナイト・シャマラン作品などより、ずっと好きになれる不良品だ。ナスターシャ・キンスキーをはじめとする、3人のみじめな境遇の女たちが、右往左往しながらカジノ強盗計画に巻き込まれるなかで、同志的連帯を結んでいくところが泣ける。最後のナスターシャ・キンスキーはまるで、「女囚さそり」の松島ナミのようだ。アメリカ映画なのに、ロシア人ばかり出てきてロシア語がとびかうところが、いまのアメリカ映画らしくていい。けっして、お勧めの映画ではないが、映画を観るという無為な時間の過ごしかたに、ほどよくマッチしている。名作や傑作を求めて選り好みするのは卑しい。うん、このブログのタイトルを「何様かよ」に変えよう。「何が粋かよ、吹きさらし」に比べると腰が引けてるが、分相応だろう。