民主党から57人の反対票が出たという。だが、消費税増税に反対する議員は、本当はごく少数だろう。税金が増えることは、自分たちの裁量できる予算が増えることだから、基本的には賛成に決まっている。反対するというなら、この不景気にさらに景気を冷え込ませるから「時期尚早」か、それとも増税反対を旗印に「選挙戦を有利に」のいずれか、あるいは両方か。私が議員なら、両方派になるだろう。つまり、消費税率増税法案の衆院可決の話ではない。
NHKのことである。放映しっぱなしで、記録に残らないのをよいことに、先ほどの夜9時のニュースでは、またデタラメをやっていた。新聞記事なら、とてもこうは書けない。キャスターというメガネが、「(消費税率増税法案の)自公民の3党合意は、次の衆院選の後でもきっちり守ってほしいものですね」と語ったそばから、解説委員というやはりメガネが、「とにかく国論を二分する問題ですから・・・」と受ける。
このキャスターメガネは、以前から、民主党の「消費税率増税法案」について、「決められない政治から決められる政治へ、(民主党は)早く脱却してほしいものです」ともいっていた。つまり、解説メガネが、「国論を二分する問題」といっているのに、キャスターメガネは、「消費税率増税法案を可決せよ」と繰り返し、はっきりと述べている。
しかし、消費税増税が「国論を二分する問題」などとは、NHKは爪の先も思っていないはずだ。国論は、国民の大多数は、消費税増税に反対せず、受け入れるだろうと確信している。その根拠は、ほかならぬNHKが、陰に陽に賛成を表明し、世論を誘導しているからだ。それはすなわち、「国論を二分する問題」とは嘘っぱちだという根拠でもある。
この場合の嘘が悪質なのは、自公民が翼賛して「国論を二分する問題」にはなっていないという状況の嘘と、「国論を二分する問題」にはNHKがしないという遂行の嘘が重なっているからだ。ありもしない「国論を二分する問題」に、心にありもしない憂慮顔を示す。解説メガネが卑劣な小声になるわけだ。
その後は、例によって、これ以上の増税は勘弁してほしいという町工場主や商店主、主婦や育児中のママの声を拾って、メガネキャスターは眉をひそめ、「暮らしを直撃する(消費税増税のやりかたは)のは、どうか避けてほしいものです」と締めて終わった。
おまえら、なめてんのか? なめてんだろうな。
NHKのことである。放映しっぱなしで、記録に残らないのをよいことに、先ほどの夜9時のニュースでは、またデタラメをやっていた。新聞記事なら、とてもこうは書けない。キャスターというメガネが、「(消費税率増税法案の)自公民の3党合意は、次の衆院選の後でもきっちり守ってほしいものですね」と語ったそばから、解説委員というやはりメガネが、「とにかく国論を二分する問題ですから・・・」と受ける。
このキャスターメガネは、以前から、民主党の「消費税率増税法案」について、「決められない政治から決められる政治へ、(民主党は)早く脱却してほしいものです」ともいっていた。つまり、解説メガネが、「国論を二分する問題」といっているのに、キャスターメガネは、「消費税率増税法案を可決せよ」と繰り返し、はっきりと述べている。
しかし、消費税増税が「国論を二分する問題」などとは、NHKは爪の先も思っていないはずだ。国論は、国民の大多数は、消費税増税に反対せず、受け入れるだろうと確信している。その根拠は、ほかならぬNHKが、陰に陽に賛成を表明し、世論を誘導しているからだ。それはすなわち、「国論を二分する問題」とは嘘っぱちだという根拠でもある。
この場合の嘘が悪質なのは、自公民が翼賛して「国論を二分する問題」にはなっていないという状況の嘘と、「国論を二分する問題」にはNHKがしないという遂行の嘘が重なっているからだ。ありもしない「国論を二分する問題」に、心にありもしない憂慮顔を示す。解説メガネが卑劣な小声になるわけだ。
その後は、例によって、これ以上の増税は勘弁してほしいという町工場主や商店主、主婦や育児中のママの声を拾って、メガネキャスターは眉をひそめ、「暮らしを直撃する(消費税増税のやりかたは)のは、どうか避けてほしいものです」と締めて終わった。
おまえら、なめてんのか? なめてんだろうな。