コタツ評論

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低きに流れる想像力

2016-05-29 10:51:00 | ノンジャンル
そう云う気持ちはわからないでもないが、あまり理はないと思う。「女だからチヤホヤされたり」「若い未熟な女性の涙を憐憫する文化」、あるいは、「女性ならではの目線で」とか「女性対象の科学賞」などは、それ自体あきらかに克服されるべき差別だから。見えない壁や天井を探させないために、わざと見えるようにこさえている壁や天井だから。1970年代、あれほど勇猛果敢だったフェミニズムはどうしちゃったんだろう。見事に、「本物」と「偽物」に分断統治されているように思える。

鳥居啓子https://twitter.com/KeikoUTorii






(敬称略)
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