コタツ評論

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おまわりと坊主と先公には近づくなかれ

2017-02-16 21:19:00 | ノンジャンル
剣道ほど素人と有段者の差が大きい武術はない。川崎市少年剣道大会3位(5人出場だが)だった私は断言できる。有段者なら素人が3人がかりでも竹刀を身体のどこにも触れさせずあしらえる。にもかかわらず、未経験の小柄な女性相手に防具と道着の隙間の素肌を執拗に打ち据えるとは!それを「試合の上」とは!

警視庁捜査1課長が竹刀で23歳美人記者をボコボコ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170215-00001426-bunshun-soci

映画やTVや小説に登場する刑事は義憤を胸に捜査にまい進するが、捜査畑の頂点といえる捜査一課長にして実際はこれほど度し難い。また、捜査情報を漏らしてもらうために、アメリカでいう「ケツを舐める」ような真似さえ厭わぬのがマスコミ記者。たまたま女性記者だったから黙っていなかったのだろう。加虐趣味の課長のご機嫌取りに周囲が人身御供で差し出したようなもの。

私の大先輩には4人娘がいた。娘たちが成長するに従い、「警官と坊主と先生、医者とは結婚してはならぬ」とつねづね言っていた。とくに変人でも偏屈でもなく、事業家としてかなりの成功さめ、衆望もある人だった。現在なら、結婚相手としては申し分なさそうな公務員や専門職だが、かつてはこうした考えもそう珍しくなかったのである。娘たちはいずれも父の教えを守った。


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