「森友事件」はどうも「忖度」を越えた展開を迎えているようです。
以前に書いたような安倍政権に阿るために、財務省などが「忖度」を発動したのではないかという次元ではありません。
共謀罪成立に絡んで、超法規的に籠池偽証罪を立件させるのではないかという危惧が法律家から出ています。
とすれば、その絵図を描いたのは安倍や菅ではなく、法務省の官僚以外にあり得ません。安倍内閣の危機を助けて恩を売り、共謀罪成立に向けて主導権を握るという「一石二鳥」です。
それは「忖度」以上に「共謀」と呼べるものですが、立法府と行政府、省庁と内閣(官邸)であり得ない主客転倒がともなっているわけで、どうもこの国の巨悪の正体とは、「官僚組織」そのものに思えてきます。
籠池氏「告発」をめぐる”二つの重大な謎”
https://nobuogohara.wordpress.com/2017/03/になります。
政府側のスポークスマンである官房長官が、国会での国政調査権に関して、偽証告発を肯定するような発言をするというのはあり得ないことだが、それに加え、既に述べたような全くの「無理筋」である籠池氏偽証告発に向けての調査まで肯定する発言を敢えて行っているのである。
今後、東京地検特捜部は、何らかの「無理筋」の事件を無理やり仕立て挙げて捜査を行い、偽証告発に向けての動きをアシストするというようなこともあり得るのであろうか。
そして、検察庁を所管する法務省は、これからテロ等準備罪と称する「共謀罪」の国会審議が本格化する中で、与党サイドの全面協力を得る必要がある。
このような状況において、籠池氏の「告発」をめぐって起きた「2つの不可解な動き」には、何やら不気味なものを感じる。
余談ですが、この記事(本来なら、ジャーナリズムの仕事であるべき、まさしく優れた「記事」です)を読んで、自らの安易な籠池氏批判を反省しました。反日本会議の急先鋒である菅野完氏を独占インタビュアーに選んだあたりから、これはちょっと違うのではないかと気づきました。
つまり、籠池夫人が「主人と私は戦友」と云ったとおり、その主張や方法に賛同できなくとも、彼らなりに何かと戦っている確信(信心かもしれないが)があるようなのです。そこを見誤ったからこそ、安倍内閣は思わぬ地雷を踏むことになったのでしょう。
(敬称略)
以前に書いたような安倍政権に阿るために、財務省などが「忖度」を発動したのではないかという次元ではありません。
共謀罪成立に絡んで、超法規的に籠池偽証罪を立件させるのではないかという危惧が法律家から出ています。
とすれば、その絵図を描いたのは安倍や菅ではなく、法務省の官僚以外にあり得ません。安倍内閣の危機を助けて恩を売り、共謀罪成立に向けて主導権を握るという「一石二鳥」です。
それは「忖度」以上に「共謀」と呼べるものですが、立法府と行政府、省庁と内閣(官邸)であり得ない主客転倒がともなっているわけで、どうもこの国の巨悪の正体とは、「官僚組織」そのものに思えてきます。
籠池氏「告発」をめぐる”二つの重大な謎”
https://nobuogohara.wordpress.com/2017/03/になります。
政府側のスポークスマンである官房長官が、国会での国政調査権に関して、偽証告発を肯定するような発言をするというのはあり得ないことだが、それに加え、既に述べたような全くの「無理筋」である籠池氏偽証告発に向けての調査まで肯定する発言を敢えて行っているのである。
今後、東京地検特捜部は、何らかの「無理筋」の事件を無理やり仕立て挙げて捜査を行い、偽証告発に向けての動きをアシストするというようなこともあり得るのであろうか。
そして、検察庁を所管する法務省は、これからテロ等準備罪と称する「共謀罪」の国会審議が本格化する中で、与党サイドの全面協力を得る必要がある。
このような状況において、籠池氏の「告発」をめぐって起きた「2つの不可解な動き」には、何やら不気味なものを感じる。
余談ですが、この記事(本来なら、ジャーナリズムの仕事であるべき、まさしく優れた「記事」です)を読んで、自らの安易な籠池氏批判を反省しました。反日本会議の急先鋒である菅野完氏を独占インタビュアーに選んだあたりから、これはちょっと違うのではないかと気づきました。
つまり、籠池夫人が「主人と私は戦友」と云ったとおり、その主張や方法に賛同できなくとも、彼らなりに何かと戦っている確信(信心かもしれないが)があるようなのです。そこを見誤ったからこそ、安倍内閣は思わぬ地雷を踏むことになったのでしょう。
(敬称略)