カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

善養寺の石像

2008-12-05 | あちこち
 門の近くにある石像はいずれもこのようなもので、高さが3メートル程のものが2体、4メートル位ありそうなものが1体で、なかなかの迫力です。なんとなく日本離れをした雰囲気で兵馬傭を思わせます。
 兵馬傭は何年か前にも展覧会がありましたが、私が最初に見たのは30年以上昔のまだ私が若かった頃で、その迫力とともに異様なものを見たという思いがあり、非常に強い印象を残しました。

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ミズキの黄葉

2008-12-05 | 町田の谷戸
 高さが2メートル程のミズキの幼木が黄葉していたが、成木と比べると色が白っぽい黄葉です。もしかすると成木と同じように黄葉した後、散らずに葉がついたままのために色が抜けてこのような色になったことも考えられます。
 今、中村登流さんの「鳥の社会」を読んでいる。中村さんはエナガの研究で有名な方でずいぶん昔にも著書を読んだことがある。この本も最初の項がエナガの行動の研究成果をまとめたもので、大変興味深かった。エナガは雑木林では最も身近な鳥だし、とても小さく愛らしいので私の好きな鳥であり、一層関心をもって読んだ。
 30年以上もこの鳥を見ていても断片的な行動を見ているだけなので、どのような生活史をもっているのかはまったく知らないといってよい。例えばエナガがねぐらで一日の60%の時間を過ごすというのはとても意外なことだった。一日の14時間もねぐらでじっとしているなどとは思いもしなかったことである。そして、群れの行動圏(0,25平方キロ)のなかにはさらに中心的な行動圏があって、その範囲は直径200メートル程の円に納まり、そこで眠り、採食し、水浴し、休息するという生存に欠かせない行動をとるのだという。最も驚いたのは、行動圏が隣接する別の群れと出会ったとき、追い掛け合いの後、代表者による対決が行われ、怪我をしたり、それが元になって死んでしまうこともあるのだという。群れのなかで順位があるということも、死に至るほどの激しい闘いがあるということも予想だにしなかったことである。

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