カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

CDを買う

2008-12-20 | あちこち
 東郷青児美術館の後、CDを買いに行く。少し前にここでふれたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」と「春」、モーツアルトとブラームスのクラリネット五重奏曲、ベートーヴェンのトリプル・コンチェルトとブラームスのダブル・コンチェルトを納めたものの3枚。すべてレコードの時代に買いそろえた曲ばかり。レコードと同じ演奏者のものを選ぶか迷うところもあるが、結果的には最後のコンチェルトのみレコードと同じ演奏者のCDとなった(リヒテル、オイストラッフ、ロストロポーヴィッチの3名手による演奏)。他の2枚はレコードより新しい録音によるものだが、新しいといってもいずれも20年以上昔の録音によるものなので、廉価盤となっていて、なおかつ中古なので、かつてレコードの新譜を買うことと比べるとはるかに少ない予算で購入できてしまった。
 写真は今週勤務先で撮ったモミジ。今年最後の紅葉の写真となった。

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ボッティチェリの「美しきシモネッタ」

2008-12-20 | 美術
 東郷青児美術館に行き、ボッティチェリの「美しきシモネッタ」を見てきた。この美術館に行ったのは初めてで、エレベーターで42階まで上がって行くと新宿の街が眼下に広がっていた。写真は最近できたコクーン・タワーで、下から見上げて見てはいたが、上から見たのは初めて。
 美術館は結構混んでいて最初に「美しきシモネッタ」の前に行ったときは十数名の人垣ができていたが、少し待っていたら前の人が立ち去ったので、前に進んでじっくりと見ることができた。ガラス越しではあったけれど、絵までの距離は1メートルもないくらいで、ボッティチェリをこんなに近くで見たのはもちろん初めてである。素晴らしい作品ですっかり魅了されてしまった。しばらくして戻ってみると2,3人しかおらず、再びゆっくり絵と対面できた。画家が体得した高度な技量をいかんなく発揮した格調高い作品である。私にとっては他のすべての作品がかすんでしまう程の圧倒的な魅力を放っていた。

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