カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

ショパンとベートーヴェンを聞く

2009-01-16 | 音楽
 ショパンのスケルッツオ4曲と舟歌などが入ったCDとベートーヴェンのヴァルトシュタインを続けて聞いた。前者はポリーニ、後者はブレンデルの演奏でどちらも脂ののった時期の演奏なので見事なものだ。しかし、録音年代はほとんど同じなのだが、一聴してピアノの音色がずいぶん違うことに気づいた。ピアノはどちらもスタインウェイだと思うのだが、レコード・レーベルが違うので、録音技術者が違うだろうからそのためもあるのかもしれない。音色の違いで一番感じたことはブレンデルの方は、マイクをピアノから少し遠い所に置いてピアノの響きをトータルに捉えようとしているように聞こえたのに対して、ポリーニの方はマイクをピアノの近くに置き、打鍵した音を一音一音捉えようとしたように聞こえること。実際にそのようにマイクをセッティングしたかどうかはもちろんわからないが、そんな風に聞こえてくる。録音のせいで音色が違うというだけではなく、実際の音も違うのだろうが、生で聞いたことがないのでなんとも言えないところだ。音楽評論家の吉田秀和さんはよく演奏家は、生で聞かないとわからないとおっしゃっていたが、そのとおりだと思う。
 ピアノなどまったく弾いたことのない私に言えることではないのだが、この二人の指のよく動くことには唖然とするばかりだ。こうした演奏を聞くと人間というのは毎日の努力で、いかに並外れた能力を身に付けられるかということを思い知らされる。もちろん、現代のピアニストはみな指がよく動くのは当然のことで、その上にいかに音楽性を身につけるかが問われているのだが。

 写真は先日町田の谷戸で撮った氷の表情。

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暮れなずむ葦原

2009-01-16 | 町田の谷戸
 日没1時間程前の葦原は黄金色の輝き(葦原としたが、この手の種類はよくわからないので違っている可能性あり)。元は田圃だったに違いないのだが、現在ではほとんど痕跡が見つからないほど荒れ果てている。けれどアオジやホオジロにとっては格好の採餌と隠れる場所になっている。
 
 今日の鶴見川では常連のコガモ、カルガモの他にマガモのペアとイソシギ1羽が見られた。この2種は時折姿を見せてくれる鳥である。

 先日予告したグループ展についてご案内いたしますので、ご都合がよろしかったらご覧いただけるとうれしいです。会員20名による鳥、花、虫、風景等々の写真(約40点)が並びます。

里山写真クラブ 第5回写真展
開催期間: 1月21日~26日 10時~6時
場  所: かなっくホールギャラリー(「横浜市神奈川区民文化センター」内)
      JR東神奈川駅、京急仲木戸駅から1分
 私は26日に受付におります。

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