カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

イヌシデの冬芽

2009-01-19 | あちこち
 イヌシデは雑木林の木のなかで芽吹きが早い方だが、そのためかまだ冬のうちから冬芽が目立つようになる。写真は1月5日に生田緑地での撮影。

 今「日本の写真家101」(飯沢耕太郎編)という本を読んでいる。取り上げられている写真家のなかで一番生年が古い人は1823年、新しい人は1977年と日本の写真の歴史のごく初期から最近まで対象にしていて、19世紀に活動した人のなかには私も初めて知った名前もあった。20世紀になって活動した写真家は、木村伊兵衛を始め名前はもちろん、作品も多かれ少なかれ見ている人がほとんどである。ただ、101人という枠があるにしても、名前があって当然という人の名前がなく、何故、と思ったのも事実だ。私が撮っている自然の写真の分野で言うと、以前のこのブログでも名前を挙げたことがある水越武氏を始め、動物写真の宮崎学氏、山岳・風景写真の白川義員氏などの名が漏れている。もっとも、動物写真では岩合光昭氏が101人に入っているのだが、では、岩合氏を落として宮崎氏を入れて然るべきかと言えば判断は悩ましい。しかし、自然・風景写真の分野では私なら竹内敏信氏ではなく水越武氏を推したいと思うのだ。
 それにしてもこの本で名前が挙がった人の他にも、甲乙つけがたいほど大きな仕事を成し遂げた写真家が多くいるということを知っておくべきであると思う。

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