カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

スペインの旅・グラナダ

2013-11-02 | 海外旅行
 バルセロナから西へひた走りバレンシアにやってきたが、バレンシアの観光はなしで、翌朝は一路グラナダへバスを走らせる。グラナダまでは511キロの道程で、バルセロナからは900キロ近くもあり、日本の約1,3倍の面積を持つというスペインの国土はなかなか広い。
 グラナダに到着して昼食を摂るとすでに14:30になっていて、それからやっとアランブラ宮殿の見学となった。7世紀からイスラムの王朝によって長年に亘り支配された時代に築かれた宮殿ということで、イスラムの建築様式が見られ西洋の建築とはまったく異質な雰囲気に満ちている。
 
 その特徴の最たるものは細部に至るまで埋め尽くされた彫刻等による装飾だろう。
 
 
 
 宮殿の壁のレリーフや馬の手綱を繋ぎ止める金具。
 
 
 あまり勇ましくない癒し系?の獅子たち。
 
 澄み切った青空。
 
 王宮の庭園にはブーゲンビリアの花が。ブーゲンビリアは高速道路から農家の庭先を彩っているのをしばしば目にした。
 
 王宮からの眺め。強い陽射しを避けるため、家々の壁は白く塗られている。
 
 グラナダ到着が予定よりも遅れたこともあり、アランブラ宮殿の見学は少し駆け足気味で、もう少しゆっくり味わいたいところだった。
 ホテルに荷物を置いてから近くの土産物店に案内された。グラナダはリヤドロ焼が有名とのことでたくさん置いてあったが、そのひとつの可愛らしいうさちゃん。今、ユーロに対しては円安になっているので、ひとつ約18,000円と結構な値段だ。色々な物の値段を見ての印象だが、現在の1ユーロ134円程度というレートは少し円安すぎるのではないかと感じた。
 
 ところで、スペインで見た野鳥について。これまで書いてきたように乾いて荒れ果てた岩石累々という所が多いので、鳥の影が薄いというのが第一印象。最もよく見かけたのはカラス科のカササギで、はたと気づいたのだが、日本ではごく普通に見られるカラスは一度も見なかった。スズメは高速のサービスエリアなどで見られたが、日本のスズメとは模様が違い、ヨーロッパで一般的なイエスズメだろうか。他にムクドリの仲間と思われるものもよく見られた。ツバメとチョウゲンボウも高速での車窓から一度だけ見ることができた。街中では美しい鳴き声が聞こえたが、姿は確認できなかった。もしかするとクロウタドリだったのかもしれない。水鳥ではマガモとキンクロハジロと思われるカモをやはり高速の車窓から見た。アランブラ宮殿のヘネラリーフェ庭園は緑が濃いので何種類かの鳥の声が聞こえ、その中にはカラ類と思われる鳴き声があったが、限られた時間の中では姿を確かめる余裕はなかった。

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