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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

横浜の里山公園

2013-07-18 | あちこち
 15日に横浜の里山公園(仮称)にでかけた。早朝の内はそれほどではなかったが、陽が上がるにつれて猛暑となって水を飲んで熱中症に注意しながら撮影した。
 それでも水面を渡ってきた風はいくらか涼しさを感じさせてくれる。


 植え込みにはヘクソカズラ(アカネ科)の蔓が絡みついて花を咲かせている。なんとも気の毒な名前をもらった花だが、花はシンプルながら可愛らしい。


 葉上ではニホンカナヘビが獲物を待ち構えている。このまま大きさを100倍に拡大すれば恐竜そのもの。


 ヤツデの葉の上にもまだ小さなカマキリが。


 花壇の花にはクロアゲハがやってきて吸蜜を繰り返していた。クロアゲハにとってはさながらデパートの大食堂というところか。
 まだ盛大にというほどではないが、アブラゼミも鳴きだして公園は夏の色一色に彩られていた。

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ハグロトンボの屈伸体操

2013-07-16 | 多摩川台公園とその近隣公園
 ハグロトンボをしっかり撮っておこうと思い、200㎜マクロレンズを持って多摩川台公園に出かけた。トンボのように接近しにくい昆虫では200㎜マクロは威力を発揮する。それにペンタックスのこのレンズは写りもピカイチだ。
 この日も朝から蒸し暑い日だったので、撮り始めるとまもなくみぞおちに向かって汗が流れ落ちてゆくのがわかるほど。
 しばらく撮っている内に羽を広げるのに合わせて胴体を折り曲げる行動を見せてくれた。ペンタックスK-5は秒約7コマの連写性能を持っているので、羽を広げ始めたところでシャッターを切り始めて閉じるまで撮り続けた。実際にはもう1コマ写っているが動きにあまり変化がなかったので割愛した。従って約1秒の間に羽を広げて再び閉じる動作と胴体を折り曲げる動作をしたことになる。







 トウキョウヒメハンミョウもだいぶ増えてきた。大きさが1㎝程しかなく地面と同じような色をしているので、なにげなく歩いていると見落としてしまう。撮っているとダンゴムシがハンミョウのすぐそばに来たのでツーショットを撮ろうとしたらハンミョウの方がびっくりして飛び去ってしまった。肉食で大きな顎を持っているのに意外に繊細な神経な持ち主のようだ。
 樹液を出しているコナラの木をチェックしたが、いたのはアカボシゴマダラ、キマダラヒカゲ、ジャノメチョウの仲間、カナブンの仲間、スズメバチといったところ。

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モノクロームでハンゲショウ

2013-07-15 | 音楽
 川崎も1週間以上猛暑が続いていて撮影に出かけるにも二の足を踏んでしまう。一向に雨も降らなかったが、昨日はやっと地面が濡れる程度ではあったが降って、これでいくらかは気温が下がった。
こう暑いと音楽とも距離ができてしまって聴くことが少なくなったが、昨晩はあまり暑苦しくない音楽を聴こうと思い、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタから2曲、KV304と376それにクラリネット五重奏曲を聴いた。流れてくるメロディーが夏の蒸し暑い夜の一服の清涼剤となって、我ながらよい選曲をしたと思ったことだった。ヴァイオリン・ソナタはハスキルのピアノとグリュミオーのヴァイオリンというコンビによる演奏で、もう録音されてから半世紀以上もたっている歴史的名盤で聴いたが、21世紀の現代ではもう聴けないような気品が感じられる。1950年代の録音にしては音もきれい。
 写真は東高根森林公園でのもの。モノクロームだとカラーにはない艶めかしさが現れたように思う。
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多摩川台公園のハグロトンボ

2013-07-14 | 多摩川台公園とその近隣公園
 11日にハグロトンボを目当てに多摩川台公園に出かけた。いつもの場所は数に大きな変化はなく数匹が見られる程度で少ない。ただ今回はより多摩川寄りの雑木林の中を通る散歩道に行って見ると、むしろこちらの方が個体数は多かった。この場所にもハグロトンボがいることは初めて知った。



 宝来古墳の広場に行くと砂利の上に羽が落ちていて大きさは2㎝程度と小さなものだった。模様は鷹の羽の特徴を有しているが、それにしては大きさが小さすぎるだろうか。コゲラの腹部にもこんな色合いをした部分があったなあと思ったのだが・・・。


ヤマユリはもう終わりに近くて多くの花は茶色に萎れていた。前回からわずか4日しか経っていないのに自然の移ろいの早さに気付かされる。それでも数輪はまだ美しさを保っていたので今年の撮り納めと思い、花をクローズアップして丁寧に撮影した。昨年は不心得者によってほとんどの花が切り取って持ち去られてしまい寂しい思いをしたが、今年は1,2輪程度の被害で済んだようでほっとした。

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多摩川台公園でハグロトンボなど

2013-07-12 | 多摩川台公園とその近隣公園
  数日前に多摩川台公園に出かけたところ、この公園では今年初めてハグロトンボを確認できた。
 羽が葉上に影を落としていて羽の網目模様もそのまま映しだされている。


 スポットライトを浴びてダンスでもしているようなポーズも見せてくれた。


 地面近くを飛んだり歩いたりしているハチがいたので様子を見ていると、激しく体を上下に振動させてお尻を地面に叩きつけ始めた。卵を産んでいるのかとも思ったがそうでもなさそう。飛び去った後にその場所を確認すると直径1㎝余り、深さ2,3㎜の窪みになっていた。帰宅後に図鑑で調べると種類はベッコウバチで、地面に穴を掘ってそこに捕えたクモを埋めて、クモに卵を産み付けるとあった。卵から孵ったベッコウバチの幼虫はクモを食べて育つというわけだ。しかし、穴を掘っている場所は人通りがけっこうあるから固く踏みしめられているし、掘るそばから人が踏んでゆくのでこの場所では思いを遂げることは無理だろう。


 今年もヤマユリが大輪を咲かせていて甘い香りが周囲に漂っていた。

 この他に宝来古墳の広場では梢の上を舞うチョウトンボが見られ、この公園では初めての確認だったが、確認できたのは1匹だけで強い風に飛ばされてどこか遠くからやってきたのかもしれない。
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東高根森林公園②

2013-07-11 | 東高根森林公園
 湿性植物ゾーンではワスレナグサ(ムラサキ科)がちょうど見頃となっていて、水色の花と葉の緑の対比が鮮やかで実に美しい。ひとつひとつの花は小さいものの群落を作っているので見栄えがする。


 キツリフネソウ(ツリフネソウ科)も見頃だった。飛行船のようにも見えて何度見ても不思議な形をした花だと感じる。


 オオバギボウシ(ユリ科)の花にクマバチが蜜を求めて飛んできたのを見つけたので撮ったところ、ちょうど口吻を突き刺して蜜を吸っているところをとらえることができた。花の中にもぐり込んで蜜を吸うのと違い、この方法だと花粉を運んでもらえないのでオオバギボウシにとっては有り難くないお客さんだ。

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東高根森林公園①

2013-07-10 | 東高根森林公園
 1週間ほど前に東高根森林公園に行ってきたが、ますます夏の様相が濃くなり思った以上に様々な昆虫に出会えた。
 ムラサキシジミはカシ類が食樹とのことだが、この公園はシラカシ林が広く残っていて神奈川県が天然記念物に指定しているくらいだから、ムラサキシジミがいるのは当然のことか。もう少し接近して撮ろうとしたら散歩の人がきたので逃げられてしまった。写真はだいぶトリミングしてあります。


 水辺には今年初めて見るハグロトンボが羽を休めていた。周りを探したがこの1匹だけしか見つからなかった。近づくことはできない場所だったので、この写真もかなりトリミングしてある。


 木道脇にはなかなか手の込んだ造りのクモの巣があって主は裏側に潜んでいるようだ。クモの名前はウズグモで見た目そのままという感じで覚えやすい。


 花の方も夏の花に切り替わってきた。チダケサシ(ユキノシタ科)は高さ1メートル程にもなり小さな薄いピンク色の花をたくさん付けるが、こんなに小さな花にも多くの昆虫が蜜を求めてやってくる。


 ところで8日の記事に載せた名前不詳の白い花だが、図鑑で調べたところサワフタギ(ハイノキ科)にほぼ間違いないと思われる。
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箱根・神山周辺

2013-07-09 | 登山
 神山の登山道ではセミの鳴き声が盛んだった。声をたよりに探すと見つけることができ、透明な羽のセミでハルゼミの仲間のようだった。


 ハコネサンショウバラは花期の終わりに近かったが咲き残りの花が見られた。花の大きさは5㎝程もあって野生種のバラにも関わらず立派な花を咲かせていた。


 ヒメシャラもほぼ終わりに近かったが、わずかに咲き残った花が見られた。木の下にはたくさんの散り落ちた花があって、満開の頃はさぞかし見事な眺めだろうと思われた。



 ヤマボウシの花はちょうど盛りを迎えていて白い花は遠くからでも目立つ。
 鳥の囀りもたくさん聞かれたが、姿が確認できたのはコガラとオオルリの2種類。様々な鳴き声が聞かれたがなかなか声だけでは種類がわからず、その中にコルリかコマドリのどちらかに違いない囀りがあった。

 約3時間半の山歩きを楽しんで再び大涌谷ロープウェイ駅に戻ったが、登山道では誰一人会うことがなく豊かな自然を独り占めした思いだった。ロープウェイを使えば大きな労力なく魅力たっぷりの自然と出会うことができるのでお勧めしたいコースだ。
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箱根・神山山頂へ

2013-07-08 | 登山
 神山に至る登山道にはコアジサイ以外にも思いの外多くの花が見られたが、草本よりも木本の方が目立った。この白い花の大きさは1㎝程と小さなもので図鑑で調べたところどうやらサワフタギのようだ。


 ナナカマドの巨木は横に倒れるように枝を伸ばし異様な姿。


 カエデの巨木もたくさん目にした。新緑の季節は過ぎているが見上げると爽やかな緑が目に染みる。


 神山山頂は1437.8メートルあって駒ヶ岳よりも標高は高いのだった。しかし、展望はあまりなく踏み跡があったので、それを10メートル程辿るとそこからは駒ヶ岳方面が見えた。大涌谷の標高が1040メートルなので400メートル程の標高差を1時間半程かけて登ったことになる。
 写真は山頂にあったハコネウツギ。


 これも山頂にあったノリウツギと思われる花だが、この花はコース中数多く見られた。
 山頂で昼食としたが、30分程休んでいると半袖では体が冷えてくるほどの気温だった。

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箱根・神山へ

2013-07-06 | 登山
 1日に箱根の神山に登った。同行した友人が数年前に登っていて、コアジサイの群落が見事だったということで登ったが、コアジサイに限らずこの季節の様々な花々に出会えて中味の濃い山歩きを楽しむことができた。出発点は大涌谷でここまではロープウェイを使った。


 大涌谷周辺の木々は火山性のガスの影響で立ち枯れている木が目立ち、歩いていても硫黄臭が鼻をつく。


 結構急な登山道をしばらく歩くとコアジサイがちらほら見られ、さらに進むと群落も現れ始めた。コアジサイの花は薄い水色をしていて涼しげなところがいい。



 さらに標高を上げて行くとバイケイソウが花を咲かせていた。以前にどこかで見たことがあるような気もするが、仮に見ていたとしてもずいぶん久しぶりのことだ。


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