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朝日新聞出版が発行する週刊誌「AERA」最新号(3月28日号)防毒マスクの表紙について、
ツィッターやネットの掲示板で散々叩かれ、AERA編集部は21日、
「表紙及び広告などに対して、ご批判、ご意見をいただいています。
編集部に恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図で
写真や見出しを掲載しましたが、ご不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます」と
謝罪したのですって。
これは…
当然でしょう!
私は先日、AERA編集部からブログについての取材を受けたばかりで
自分の書いた文章が少しでも認められたことは非常に嬉しかったし
その編集部の人もとても感じのいい人だったので
AERAには好感を持っていたのですが
それでもこれは許せない。
いみじくも日本を代表する新聞社の発行する雑誌が
この混乱時にこんな写真を表紙に出すなんて。
しかもキャッチ・コピーは赤字で「放射能がくる」。
これの何処が「恐怖を煽る意図はない」のか!?
ただでさえショックを受けている被災地の子どもがこれを見たら
夜眠れないのではないか?
丹精込めて育てた農作物を出荷できない福島や茨城の農家の人が
これを見たらどんな気持ちになる?
そりゃせっかく来たのに逃げ帰る外国の救助隊が出てきても
おかしくはないかも…
これじゃ風評被害を拡げるばかりだ!
今頃謝ったって、この雑誌はもう日本中に配られてしまっている。
恐ろしいことに、中を読まなくても表紙の写真が目に飛び込んでくる。
こんな非常時だからこそ、少しでも国民を安心させるような、
勇気づけるような雑誌を作って欲しいものです。