Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

大粒の涙

2011年03月28日 | 社会

写真は昨日の朝日新聞から。
オランダのディック・ブルーナ氏が、被災した日本の子どもたちに向けて
送ってくれたという絵。
子うさぎのミッフィーが大粒の涙を流しています。


ツィッターから、陸前高田での医療従事者の独白日記。
これにはもうコメントのしようがありません。
以下はほんの抜粋です。
是非全文をご一読下さい。

”他院のリーダーナースとして指揮をとる方からの挨拶。
『想像以上に現場は壮絶。甘い考えやボランティア精神の人はここでリタイアしてください。
現場ではどんな状況下においても絶対に泣かないこと。
私達は同情しに行くんじゃない。看護、医療を提供しに行く。
あなたたちが泣きたい気持ちなんかより現地の方々はどんなに泣きたいか。
こんなに裕福な東京医療チームの涙なんて現地の人には迷惑や嫌味だからね』
へたれな私はもうこの時点でドヨーンとした思いでした。

一歩二歩歩くごとに赤い旗がヒラヒラ揺らいでいる。
しかも数えきれないおびただしい数の旗。
「この赤い旗は遺体が見つかった場所に立てられています」
映されない、テレビで流せない現状をこの目で見てきましたがそれはもう地獄でした。
案内されている隣で
自衛隊の方が瓦礫や木材をどかすと泥だらけになった遺体が必ず出てきて。

1日泣くのを我慢していたのでバスタオルに包まってずっと朝まで泣いていました。

避難所の体育館に時間制限はありますが電気が復旧しました!!
電気がついた瞬間拍手喝采で嬉しくてみんなで泣きました。
全国で節電したから予定より早く復旧したそうで
本当に本当に嬉しかったです。
優しさが伝わりました。

「瑠奈チャン、なにが欲しい?」の私の質問に
「おうちとママ」
瑠奈チャンのお母さんも被災され、あんなにかわいい瑠奈チャンを残して瓦礫の下から変わり果てた姿で見つかったそうです。
瑠奈チャンは幼稚園にいて救出されたけど
お母さんは瑠奈チャンが大事にしていたお人形や絵本の入ったリュックを抱えて亡くなっていたそうです。
まだまだ小さな瑠奈チャンはお母さんが恋しくていつも私にくっついて寝ていたのかな。

昨日となりの市に行って、友達に公衆電話から
「公民館の避難所に物資が届いていないことを知らせて」とお願いをしたら
今日夕方にやっとやっとそこへ物資が届いたと避難所から連絡。
運んでいただいた自衛隊の方によると
「北は秋田から南は九州の人から、ここに物資が来ていない連絡が入ったんだよ。
こんな小さな避難所だけど全国からの声が来たよ」とのこと。
命のリレーです。

避難所や救護所や病院で奇跡の再会ができた人もたくさんいた。
そのたびに誰彼関係なく周りは拍手。
まだ自分は身内に会えてない人まで他の人の再会を祝福していた。

いつかみんなの努力と流した涙が報われるときが必ず来ますように。”

http://blog.goo.ne.jp/flower-wing

コメント (2)
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