Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

女子大生VSひきこもりのインド旅行記

2011年05月24日 | 
3月12日に原発1号機への注水が中断した件が今頃問題になってるのですって?
あの時、2号機も3号機も実はメルトダウンしていたのですって?
今頃になってどれだけ出てくるの!?
何を信じたらいいのか…


現実逃避というわけではありませんが
最近、軽い旅行記を読んでいました。
amazonで本を一冊頼むと、次から次へとその関連本、私が読みたがりそうな本を勧めてくる。
無限ループだ…

「ガンジス川でバタフライ」たかのてるこ著 VS 「インドなんて二度と行くか!ボケ!」さくら剛著

”猛烈なバタフライで泳いでいたら、叩いたものはガンジス河に浮かんだ死体。
インド人ガイドをだますのもお手のもの。島田紳助、吉本ばななも大絶賛の、日本で一番おもしろいインド旅物語”


“インドにでも行くか!”勢いで飛び立ったものの、そこは日本の常識が全く通じない驚天動地、
摩訶不思議の世界だった!作者を待ち受けていた激しい下痢、目的地へたどりつかないタクシー、インチキ占い師、ノラ牛、ノラヤギetc…ひたすら詐欺師のようなインド人と闘う過酷な日々にブチ切れ“こんな最低な国、二度と来るかボケぇぇ!!”…でも実は、また行っちゃったりして―へなちょこ作者が綴る、抱腹絶倒の大爆笑旅行記。”


これがそれぞれの、amazonの紹介文。

英語もろくに話せず、海外の文化についてまるで無知なまま、外国を覗いてみたいという
気持ちだけでバックパッカーとしてインドに渡ったという点ではまったく同じ。
どちらも漫画のように軽く、面白く読めます。
しかし、「インドなんて…」のさくら氏はぼったくられ、騙され、土産物屋に連れ回され、
かたや「ガンジス河で…」のたかの氏はそこら中で友達を作り、初対面のインド人の家に
招かれ、御馳走になり、泊めて貰いさえしている。
この違いは何?

まあ男性と女性の違いもあるでしょう。
若くて無防備で可愛い女子大生が異国の地で所在無げにしていたら
それは助けたくなるかもしれない。
なお且つ彼女には、インドの屋台や安食堂で何を食べても下痢をしなかったという
強靭な肉体もある(さくら氏はひどい下痢に襲われている)。
やたら人懐っこくて、誰とでもすぐに打ち解けるという特技も持っている。
自分のことを世界一の小心者だと言いながら、インド人の悪徳ガイドの上前をはねるという
大胆なこともやってのける。
それに比べてさくら氏の方は、自称ひきこもりというくらいだから、自分の周りに
壁を作っているようにも見受けられる(一人で海外に行ったらそれが当たり前にも思うのですが)

結局たかの氏は、インドであろうが日本であろうが、その大胆さと人懐っこさで
どんどんまわりに溶け込んでいくのだろうなあと思う。
ただそういった彼女の特質が、それぞれ忙しくて人のことなど我関せずで生きている日本の都会よりも
ぐちゃぐちゃにぶつかり合って生きているインドの方が出やすいのだろう、と。

しかし深夜に駅で会った見知らぬ男性について行ったり、
男性だけが広間で雑魚寝状態の、安ドミトリーに泊ったり…
インドは、旅行者が行方不明になることが多いとも聞くのに。
こんなんでよく無事帰って来られたものだと思いますが
彼女はその調子でそれからもどんどん世界を回ったというのだから凄いなあ。
さくら氏も、リクシャの車夫などに騙されて土産物屋や絨毯工場に連れて行かれては
必死に相手と闘い、逃げ出している…段々とそれを楽しんでもいるようですが。
どちらも気分転換には向いています。
コメント (4)
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