昨日の朝日新聞の子育てについての「リレーおぴにおん」に
「ママ友?私にはいません」と題した楊逸(やん・いー)氏の話が載っていました。
”娘が保育園の時、初めてPTAの集まりでカラオケに行ったのですが、
子どもたちの前で親たちが他の親の噂話をしていて嫌になりました。
中国では親同士が付き合うことはありません。
子どもは親が何しているかに関係なく、遊んでいました。
「ママ友」っていうんですか?
以来PTAの集まりには一切顔を出していないし、私にママ友はいません。”
楊逸氏といえば、外国人として初めて芥川賞を受賞した中国人の作家という認識しか
私にはなかったのですが
記事によると87年に留学生として来日、その後お茶の水女子大を卒業、
離婚して中国語教師をしながら二人の子どもを育てたのだそうです。
そりゃ女手ひとつで働きながら子どもを育てていたら
ママ友なんか作ってお茶している暇はないだろうなあと思う一方、
この人の周りは相当迷惑を被ったのだろうなあとも。
私のすぐ近くにもいたのです。
ママ友との交友をまったく持とうとしなかったフィリピン人女性が。
御主人は日本人の会社員で近くの分譲マンションに住み、
私とはスポーツクラブ仲間でもあったのですが
綺麗な英語は話すものの、最初の頃は日本語は殆どできなかった。
それもあってあまり付き合おうとしないのかとも思ったのですが
二人の子どもは超腕白で、近所の家で暴れまくり。
おやつは食べ散らかす、ゲームはやりたい放題、あの頃流行ったドラクエのカードを
盗った盗らないという問題も出てきて(モノによっては結構高価だった)、
私が下手な通訳に引っ張り出される始末。
大体子どもなんてみんな迷惑をかけながら生きているのだから
普通だったらお互い様、ということになるのですが
自分の家によその子は一切入れないで、よその家には毎日行かせ放題、
しかも仕事をしているわけでもないのにPTAにも無関心、
たまに顔を合わせてもすみませんの一言もないというのでは
そりゃ近所の日本人ママたちは怒るでしょう…
などと思いながら読んでいたら
”日本人は仲間意識がすごく強くて、それはひとつの美徳ですけど、それでは
個性は育たないと思います。それに中国の親は、子どもにすごく勉強させるのです。”
と楊逸氏は続けている。
そういえば去年、中国系アメリカ人が書いた、超スパルタ教育についての
「タイガーマザー」という本が話題になったっけ。
私の考え方は、意識しないうちに何処までも日本人的なのだなあと
改めて思ったのでした。

「ママ友?私にはいません」と題した楊逸(やん・いー)氏の話が載っていました。
”娘が保育園の時、初めてPTAの集まりでカラオケに行ったのですが、
子どもたちの前で親たちが他の親の噂話をしていて嫌になりました。
中国では親同士が付き合うことはありません。
子どもは親が何しているかに関係なく、遊んでいました。
「ママ友」っていうんですか?
以来PTAの集まりには一切顔を出していないし、私にママ友はいません。”
楊逸氏といえば、外国人として初めて芥川賞を受賞した中国人の作家という認識しか
私にはなかったのですが
記事によると87年に留学生として来日、その後お茶の水女子大を卒業、
離婚して中国語教師をしながら二人の子どもを育てたのだそうです。
そりゃ女手ひとつで働きながら子どもを育てていたら
ママ友なんか作ってお茶している暇はないだろうなあと思う一方、
この人の周りは相当迷惑を被ったのだろうなあとも。
私のすぐ近くにもいたのです。
ママ友との交友をまったく持とうとしなかったフィリピン人女性が。
御主人は日本人の会社員で近くの分譲マンションに住み、
私とはスポーツクラブ仲間でもあったのですが
綺麗な英語は話すものの、最初の頃は日本語は殆どできなかった。
それもあってあまり付き合おうとしないのかとも思ったのですが
二人の子どもは超腕白で、近所の家で暴れまくり。
おやつは食べ散らかす、ゲームはやりたい放題、あの頃流行ったドラクエのカードを
盗った盗らないという問題も出てきて(モノによっては結構高価だった)、
私が下手な通訳に引っ張り出される始末。
大体子どもなんてみんな迷惑をかけながら生きているのだから
普通だったらお互い様、ということになるのですが
自分の家によその子は一切入れないで、よその家には毎日行かせ放題、
しかも仕事をしているわけでもないのにPTAにも無関心、
たまに顔を合わせてもすみませんの一言もないというのでは
そりゃ近所の日本人ママたちは怒るでしょう…
などと思いながら読んでいたら
”日本人は仲間意識がすごく強くて、それはひとつの美徳ですけど、それでは
個性は育たないと思います。それに中国の親は、子どもにすごく勉強させるのです。”
と楊逸氏は続けている。
そういえば去年、中国系アメリカ人が書いた、超スパルタ教育についての
「タイガーマザー」という本が話題になったっけ。
私の考え方は、意識しないうちに何処までも日本人的なのだなあと
改めて思ったのでした。
