Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

繊細なトゥロン「スリオラ」

2012年02月19日 | グルメ
麻布十番にあるモダン・スパニッシュ料理店。
開店から1年を待たずして、2012年ミシュラン1つ星獲得。
「スリオラ」(ZURRIOLA)という聞き慣れない名前は、オーナーシェフ本多誠一氏の
スペイン修業先であったバスク地方、サンセバスチャンにある海岸の名だそうです。

メニューはシェフのお任せコースのみ。
仔牛のハンブルゲーザ
ホタテとカリフラワーのエンサラディーヤ、アーモンドの香り
フォアグラと白アスパラガス、赤ピーマンのレドゥクシオン
鰆のアサード ふきのとう添え
リゾット 野菜のアロス・カルドソ
トゥロン
小菓子とコーヒー

スペイン料理といえば、「アホ・デ・ソパ」(ニンニクのスープ)とか「ガスパチョ」とか
「パエリア」「トルティーヤ」(ジャガイモのオムレツ)とか…
こんな繊細な美しい料理は、スペインでもついぞお目にかかりませんでした。
まあ和食といっても、定食屋と高級懐石で出す料理とは
全然違うようなものか…
鰆の横にはさっと揚げたふきのとうが。
お店のHPに「日本の四季の恵みもいかしたスペイン料理」と書いてあった意味が
ほんの少し分かりました。
私が一番感動したのは、デザートのトゥロン(写真右)。
これスペインでは、アーモンドを蜂蜜や卵白などで固めた板状の素朴なお菓子なのです。
そのイメージで、塩バターキャラメルのアイスクリーム、アーモンドのメレンゲ、チョコレートソースを使い、
こんな繊細なデザートを作り出すとは…
本多シェフ、脱帽です。
わざわざ出口までお見送り頂き、ありがとうございました。

「スリオラ」 http://zurriola.jp/
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする