Zooey's Diary

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アメリカ版「ガマの油売り」

2013年01月21日 | 社会


昨日の朝日新聞日曜版から。
米国コネチカット州の小学校で、26人が銃を持った男に殺害された事件の後、
NRA(全米ライフル協会)がどういうコメントを出すのか注目されていたのだそうです。

”会員400万人のNRAが銃規制に反対しているため、
米国で銃を使った暴力事件が多いのはNRAのせいだと考える人は少なくない。
だから、銃によって学校で多くの小学生が命を落とすという陰惨な事件に
彼らがどうコメントするか、世間の関心が集まった。
会見でNRAがapologetic(謝罪する)姿勢を示すのではないかと予想する人もいたが、
実際はまったく逆だった。
CEOのラピエールは「bad guy with a gun(銃を持った悪いやつ)は、
good guy with a gun(銃を持ったいいやつ)にしか止められない」と強調。
米国内の全ての学校に拳銃を備えた警察官を配備することこそが、
この種の無差別殺人を防ぐことができると主張した。”

ううむ。
物凄い開き直り。
米国でもこうした彼の発言に反発する人は多く、USAトゥディ紙のコラムでも
NRAの処方箋はまるでsnake oil salesman(蛇をアルコール漬けにした偽薬を売る人)や
huckster(強引なセールスマン)のようだと指摘されたのだそうです。

日本でも「ガマの油売り」という言葉がありますが
アメリカでも同じような言い回しがあるのだなあ、とちょっと感心。

肝心の銃規制に関しては…
無論、規制しないよりした方がいいに決まっている。
これ以上野放しにしたら、銃によるこうした事件は増加する一方でしょう。
しかし、2億丁以上の銃が保有されていると言われる米国において
実際問題、今更難しいでしょうねえ…

‘NRA, LaPierre selling snake oil’
http://globe.asahi.com/headlines/2013011800005.html

写真はFBから。
コメント (10)
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