タロウを連れて温泉に行こう!と夫が言い出して
伊豆のペット同伴可のペンションを予約したのは、一月位前だったか。
ところが休むはずだった一昨日金曜に仕事が入り、急遽会社に。
早目に帰って3時半頃、車で出発したのでした。
我家から伊豆高原まで100キロもない。
何度も行ったことがあるし、夕食までには間に合うだろうと目論んで。
その日はこちら、真冬に戻ったかのような冷たい雨模様。
東名高速を調子よく飛ばして行ったのですが、箱根の山に入ると
雨はやんだが、路肩や樹上に白い雪が積もっている。
道路は濡れて光り、「凍結注意」の看板があちこちに。
これって危ないんじゃない?と夫と話しているうちに
あっという間に、周囲が酷い霧に包まれました。
1メートル先が、何も見えない!
いやもう、怖いなんてものじゃない。
車を停めて、霧が晴れるのを待ちたいところですが
霧が出てきたのが5時頃、どんどん日が暮れて暗くなっていく。
只でさえ霧で見えないのに、暗くなったらどうなるんだか。
一刻も早く、ここを出なくちゃ。
上の写真の時はまだ薄ら明るかったのですが
どんどん暗くなり、ついには真っ暗、そして霧で視界ゼロ。
ヘッドランプに浮かぶセンターラインだけを見つめて
時速30キロほどのノロノロ運転を続けること1時間以上。
車に弱く、普段ならキュウキュウ鳴くタロウも、
緊迫した雰囲気を感じ取ったのかおとなしい。
6時半になんとか宿に着いたときには、どっと疲れが。
いやはや、3月の箱根を侮ってはいけませんね。