
夜の六本木を歩いていたら、面白いものに遭遇しました。
ミッドタウンの前に停めてあるのは、白く巨大なリムジン!
いや、こんなに大きいんだ。
NYの街角や、或いはアメリカ映画の中などで見かけたことはありますが
東京で、こんな近くでリモを見たのは初めてかも。
その横に、スーツに白手袋の男性(写真の右端、運転手?)が立っていたので
訊いてみたら、一時間3万円くらいですって。
そんな、びっくりするほどの値段じゃないんだ…
リモと聞いて思い出すのは
アメリカ映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。
1920年代のNY、禁酒法の時代のユダヤ系ギャングたちの友情と愛と裏切りを描いた一大叙事詩。
セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネの哀愁に満ちた音楽。
3時間半の長いこの映画を30年ほど前に映画館で観た時、
あまりにも感動して、私はそのままもう一度観たのでした。
(当時は入れ替え制じゃないのでそれができた、今じゃ腰が痛くてとても無理ですが)

幼馴染のデボラ(ジェニファー・コネリー)をずっと好きだったヌードルス(ロバート・デニーロ)は
大人になってから彼女をデートに誘い、最高級のリムジンで迎えに行くのです。
一流レストランを借り切り、素敵なムードの中で「アマポーラ」の曲を踊るのですが
その帰り、リムジンの中で彼女を抱きしめ、コトに及ぼうとするのです。
が彼女の必死の抵抗にあい、あまりの騒ぎにリモの運転手に引きずり降ろされてしまう。
車外に放り出されたヌードルスの、悄然とした姿が哀れだったなあ…
30年以上も前に観た映画なので、詳細は違っているかもしれませんが
これは間違いなく、私の映画ベスト5に入る作品です。