今回の京都旅行の最後に立ち寄ったのは、下鴨神社でした。
正式名称は「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)、京都の社寺では最も古い部類に入り、世界遺産なのだそうです。
こちらの「糺の森」(ただすのもり)は、縄文時代から生き続ける広さ3万6千坪の森なのですって。

ここには有名な梅の木があります。
その名も「光琳の梅」、尾形光琳の「紅白梅図屏風」のモデルなのだそうです。

ここはまたラグビー発症の地でもあり、「第一蹴の地」の石碑があります。
日本初のラグビー部が創設された慶應義塾の学生が、明治44年旧制三高(現京都大学)の学生に糺の森でラグビーを教えたのが始まりなのだそうです。

そしてまた、「みたらし団子」発祥の地なのですって。
みたらし団子は「御手洗団子」と書き、御手洗川の流れる下鴨神社で団子を串焼きにして売ったのが始まりだとか。
その近くの「加茂みたらし茶屋」で、みたらし団子と白玉あんこ蕨餅を頂きました。
狭い店内に溢れる客を相手に、愛想よく立ち働く若い女性たちのサービスはとても気持ちの良いものでしたが、お団子はあっさりと上品なものでした。
子供の頃食べた岐阜の、もっとこんがり焼いた田舎臭い団子と比べると、少々物足りないような。
慣れ親しんだ味は、身体に沁みついてしまったのかもしれませんね。
