昨日乗った銀座線は、木目調のレトロなデザインでした。
ウッディな壁に深緑のシート、真鍮色の手すり、レンガ色の床。
そして、中吊り広告が一枚もない!
NYやパリやロンドンの地下鉄に比べて、日本の地下鉄は非常に清潔で綺麗だと思うのですが、あのベタベタぶら下がる中吊り広告に、私はいつも不満を持っていたのです。
このレア車両、もう大分前にできたらしいのですが、コロナ禍以降外出が激減して、初めて経験したのでした。
日本橋で用を済ませて、向ったのは岩波ホール。
この映画館がこの夏、閉館するというニュースに驚かれた人も多いでしょう。
去年の冬、綺麗にリニューアルされたばかりだったのに。
コロナ禍の影響で運営が困難になったとして、54年の歴史に幕を下ろすことになったのだそうです。
今ホールの壁には、これまでに上映された65か国271作品のポスターが貼ってあります。
映画フアンとしては不満もありました。
今時ネット予約もできない、観客席には段差もない、レディスディなどのサービスディもない。
それでも利益を度外視して、今までにどれだけのマイナーな良作を上映してくれたことか。
残念無念。
今回こちらで観たジョージア映画については、また書きます。
映画の前のランチは、神保町の「メナムのほとり」で。
日本語教師の友人が教えているタイ人の生徒が、東京で一番お勧めのタイ料理店と言ったということです。
岩波ホールのすぐ裏にありました。
乗れたらラッキー?銀座線には5%の確率でしか出会えないレア車両がある