優雅なコロニアル様式の建物のラッフルズホテルは、1887年に建てられたのだそうです。
イギリスの植民地下にあって、シンガポール在住の欧米人や欧米人旅行者の社交の場として設立されたというだけあって、当時は現地人やアジア人は徹底的に差別されたらしい。
その後日本軍に接収され、陸軍将校の宿泊施設となって「昭南旅館」と呼ばれた時期もあったのだと。
イギリスの植民地下にあって、シンガポール在住の欧米人や欧米人旅行者の社交の場として設立されたというだけあって、当時は現地人やアジア人は徹底的に差別されたらしい。
その後日本軍に接収され、陸軍将校の宿泊施設となって「昭南旅館」と呼ばれた時期もあったのだと。
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真っ白なターバンと立派な口髭のドアマンが迎えてくれます。
ここは103室しかなく、全室スィートで、1200シンガポールドル(12万円)から。
泊るのは無理としても、ここのグランドロビーでアフタヌーンティをするのを楽しみにしていました。
それはお嫁さんとおチビと一緒にと思っていたので、街を散策して疲れた我々、こちらの「ロングバー」で一休み。
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このバーには、サマセット・モームがシンガポールの夕焼けを「東洋の神秘」と称えたことに因んで考案されたという、有名な「シンガポール・スリング」があります。
ドライ・ジン、チェリー・ブランデー、レモン・ジュース、グレナデン・シロップ、ソーダ水などで作られたというこのカクテル、甘くて美味しい(私はアルコールを少なめにして貰いました)。
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丸テーブルの上には麻袋があり、中には殻付きピーナッツがどっさり入っている。
その殻を、白と黒のタイルの床にポイポイ捨てながら食べるのが、こちらの流儀らしい。
床の上に夥しい量の殻が散乱していて、その上を歩くとバキバキ音がしました。
ちなみにシンガポールスリングは一杯37ドル、それにサービス税と消費税を足して一人50ドルくらい(レシートを捨ててしまったので不確かですが、多分)。
陽気なバーテンダーと。
「ゴミを捨てたら罰金の国で唯一ポイ捨てができる所」と言っていました。
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