Zooey's Diary

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「クーリエ」「トーベ」一口評

2021年10月07日 | 映画

「クーリエ」
1962年ケネディ大統領とフルシチョフ首相の時代、米ソの対立は頂点に達する。キューバに関する情報を欲するCIAとMI6がクーリエ(運び屋)として白羽の矢を立てたのは、一般人のセールスマン、ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)だった。彼は国に背いたソ連の高官ペンコフスキーから、機密情報を西側へと運び続けるが…。キューバ危機の裏に、こんな取引があったとは。後半のソ連の獄中シーンがつらくて…あのスープの中に入っていた目玉みたいなのは何だったの?カンバーバッチは10キロも痩せ、丸刈りにしてこの役に挑んだそうです。




「トーベ」
ムーミンを描いたトーベ・ヤンソンの半生を描いた物語。
高名な彫刻家である父親との軋轢、保守的な美術界との葛藤の中で満たされない日々を送っていたが、ヴィヴィカという女性に出会って激しい恋に落ちる。かと思えば男とも寝たり、節操のなさに言葉を失くします。アニメのムーミンは殆ど出てこず、その点は期待外れですが、その頃のフィンランドでは同性愛は精神疾患として指定されるだけでなく犯罪であり、最大で懲役2年の実刑も課せられていたそう。それを知るとこのポスターのスナフキンの言葉の意味するところ、彼女の自由への渇望が伝わってくるようではあります。


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