「CODA」とは、Children Of Deaf Adults(耳の聴こえない親に育てられた子ども)のことなのだそうです。
健聴者の少女と、聾唖の家族が音楽を通じて織りなすヒューマン・ストーリー。
2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク版です。
高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)の両親と兄は聾唖であり、彼女は毎朝3時に起きて家業である漁業を手伝っている。
小さい頃から彼女は、家族の通訳として市場関係者などとの交渉をしているのです。
新学期、密かに思いを寄せていたマイルズ(フェルディア・ウオルシュ)と一緒にいたいという理由で合唱クラブに入る。
そこで彼女は、顧問の先生に歌の才能を見出されることになる。
バークリー音楽大学への進学を勧められるが、我々を捨てるのかと家族には大反対される。
歌うことに喜びを見出しながらも、簡単に家族を捨てることができない彼女は…
健聴者の少女と、聾唖の家族が音楽を通じて織りなすヒューマン・ストーリー。
2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク版です。
高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)の両親と兄は聾唖であり、彼女は毎朝3時に起きて家業である漁業を手伝っている。
小さい頃から彼女は、家族の通訳として市場関係者などとの交渉をしているのです。
新学期、密かに思いを寄せていたマイルズ(フェルディア・ウオルシュ)と一緒にいたいという理由で合唱クラブに入る。
そこで彼女は、顧問の先生に歌の才能を見出されることになる。
バークリー音楽大学への進学を勧められるが、我々を捨てるのかと家族には大反対される。
歌うことに喜びを見出しながらも、簡単に家族を捨てることができない彼女は…
ルビーの家族というのが、やたら明るくて性的に活発なのです。
初めてマイルズを家に招いた時に、両親は隣室で昼間から事に及び、その絶叫を響かせる。
私があんな目に遭ったら、一生親を許せないと思いますが…
民族性の違いというのは恐ろしい。
ルビーの家族はやたら仲良く、それは結構なことですが、聾唖者と健聴者という決定的な違いがあるのです。
ルビーは忙しい生活の中で必死に時間をやりくりして歌の特訓を続け、そして発表会の日がやって来る。
家族は喜んで会場に観に行くのですが、何しろ何も聞こえない。
聴衆がルビーの歌に聞き惚れている中で、「今夜何を食べる?」「帰りにスーパーに行こう」などと手話で会話をするのです。
何という親だと思った瞬間、映画は無音になる。
画面には盛り上がる舞台、総立ちになる聴衆が映っていますが、しかし海の底のように無音の世界。
それが1分程も続いたでしょうか。
聴こえないということはこういうことなのだと観客に知らしめる演出は、見事なものでした。
ルビーの歌が聴けない、したがって娘の才能が理解できない父親が、どうやって彼女を応援する気になったのか?
オーディションの場面は中々に感動的なものでした。
歌が上手いというだけでバークリーに簡単に受かるものかなどという不満はありますが、家族愛を描いた良作でした。
少々素っ気ない感じだったフランス版を、枝葉を増やし、盛り上げる場面を作って感動作に仕立て上げたという感じです。
ルビー以外の彼女の家族を演じた役者は皆、聾唖者だそうです。
「CODA」は楽曲の終わりを表す記号でもあり、また次の章が始まる意味も持っているとのこと。
ダブル・ミーニングのタイトル、お見事です。
「Coda あいのうた」
お名前はどこかで拝見した覚えがありますが
こちらでは初めましてですね。
コメントありがとうございました。
夫婦役の二人と兄役と耳の不自由な俳優が
演じることでとても臨場感があったと思います。
ビリー役のエミリア・ジョーンズは
歌も上手いし、演技も素晴らしかったと思います。
感動のドラマでとても見応えがありました。
ダブル・ミーニングのタイトル...
これもniceですね。
こちらこそご訪問&コメントありがとうございます。
私も何処かでお名前をお見かけしたような気が…
見応えがある作品でしたね。
ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」など、馴染みのある曲が熱唱されたのもよかったです。
話は変わりますが、「マーサの幸せレシピ」を観たという人には中々出会えないのですよ。
キース・ジャレットの曲もよく、あれは本当に素敵な映画でしたね。
題名の「Coda」は、なるほど、ダブルミーニングでしたか。この楽章の終結、新たな楽章へ、ということですね。
「コーダ」はミニシアター系の作品ですが、拾い物でした。
オリジナルを超えるって、私は滅多に知らないのですけれど。
音楽が絡む映画がお好きでしたら、今上映している「クレッシェンド」、お勧めですよ。
両親の強さ、明るさには笑っちゃうシーンが多かったですね♪
オーディションの場面で指導教官が登場は都合良すぎと思いましたが許します(笑)
あの性的に開放的すぎなのは、ちょっとどうかしてよとも思いましたが。
日本人の感覚とは随分違いますね。
明るいというのは、とにかく強い。
オーディションの場面、はい許します~!