サブタイトルは「西洋絵画の500年」、日本初公開の46点を含む65点が国立新美術館に集結。
ネットで日時指定予約をして行って来ました。
ジョヴァンニ・ディ・パオロ・ディ・グラツィア「楽園」(上の絵)
初期ルネサンスの頃、シエナの大聖堂に描かれた祭壇画の一部だそうです。
修道士、普通の人、天使、様々な14組の人たちが向き合って挨拶をしている。
なんだかよく分からないが、服装は彩りに溢れ、花も咲き、明るくて楽しそうな絵です。
こんな風に争いなく生きて行けたらいいのにねえ?
それができないから「楽園」なのか…
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「女占い師」
ポスターにも使われた、何とも色鮮やかな変わった絵。
右端の女占い師が金持ちの若い男を占ってコインを受け取り、左端の女は若者のポケットから財布を抜き取ろうとし、その隣にいる女は、その財布を受け取ろうと手を差し出している。
この女たちは全員ジプシーでグルなのだそうです。
ジプシー(今はロマ)が泥棒なんて決めつけたら、今だったらポリコレで問題になっちゃうでしょうね?
実際私も、パリの地下鉄でロマの少女たちに囲まれて怖い思いをしたことがありますが…
マリー・ドニーズ・ヴィレール「マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ」
これは長らく、ヴィレールの師ルイ・ダヴィッドの作とされていたのが、1996年にようやく彼女の作と認められたのだそうです。
映画「燃ゆる女の肖像」でも、女性名では売れないから男性名で発表した方がいいなんていうシーンがありました。
女性画家の地位はまだまだ低かったのでしょうね。
そのせいもあるのかどうか、この絵の中の女性はなんとも反抗的な目をしているように見えます。
逆光で金髪がキラキラと反射し、シンプルな白いドレスもウエストに結ばれたピンクのリボンも透き通るように美しいのですが、その三白眼の目は、何かを訴えているかのようです。
3点だけご紹介しましたが、上のポスターには65点の絵画が全部出ているようです。
フラ・アンジェリコ、ティツィアーノ、ルノワール、ルーベンス、ゴッホ、ゴーギャン、ゴヤ、モネ、書き切れない。
NYのメトロポリタン美術館には何度も行きましたが、何しろ大きすぎて名画だらけで、足が棒のようになります。
65点位に集約してくれた方が私には丁度良く、コンパクトに楽しむことができました。
今回のものは目玉らしいと先日民放で言っていました。
修復工事中らしくチャンスとも言っていました。
よいものが見られてよかったですね。
日本初公開の作品も数多く出てますね。
コロナ禍美術館も日時予約になって
ゆっくり見られるようになりましたね。
西洋画は元気な時じゃないと…疲れてしまって。
ついつい日本画見に行っちゃいますが…
これは見応えありですね。
コロナが流行り出してから、美術館には一度も行っていません。
メトロポリタン美術館展、行ってみたいですが一人ではどうも…。
ジプシーがスリをすることはイタリアに行った時、
添乗員さんから聞いたことがあります。
「ジプシーがついて来ているから気を付けて」と!
私にはどんな人がジプシーなのかは外見では判断できませんが、
旅慣れた人にはわかるのでしょうね。
良い一日でしたね。
このぐらいの点数が一番いいですね。
そう、メトロ美術館ではあまりに多くて疲れました。
女性画家の地位の低さなど聞いていましたが、外国でもそうだったのかと、この絵の話を聞いて納得です。
まだ都心に出かける元気が出ません。
zooeyさん元気が羨ましいです。
本当にチャンスですよね。
これだけの名画をよく呼べたものだと思いました。
しかも年代別に展示してあって分かりやすいし。
東京で観られるとはありがたい限りです。
キャンセルできないから、ちょっと気が重いのですけどね。
有名な展覧会は早目に予約しなければいけないし、
当日何が起きるか分からないし。
でも、やっぱり行った甲斐はありましたよ~!
私も映画館は一人でも平気ですが
美術館は友人と行くことが多いです。
久しぶりの友人と、ランチやお茶も漏れなく付けておしゃべりしてw
ジプシーは今や差別用語になったようで、ロマと言うようですよ。
言い方だけ変えたって意味ないじゃん、と思っちゃいますけどね。
特に日本人にはそのニュアンスの違い、分からないですよねえ?
欧州旅行ではよく遭いました~
ルーブル、エルミタージュ、メトロポリタンが世界三大美術館だったでしょうか。
tonaさんも行かれたでしょうが、どれも一日ではとても観終わらず、死ぬほど疲れますよね。
その点、これ位が私には丁度いいです。
これでも以前に比べたら、随分自粛しているのですけどね。
たまに出かけると、やはり元気になります。
もうそろそろいいかなと思ってますが、ここから県立まで行くのは結構遠くて。
近くに小さい美術館があり、そこだと原付で行けるのでまずそこから行くことにします。
女性画家の絵を見て最近読んでいる
「アルテ」という漫画を思い出しました。
絵の構図が似ているなと。
モデルかもしれないですね。
16世紀初頭・フィレンツェ。
貴族生まれのアルテ(女性)が画家を目指す物語です。
まだ男性しか認められてなかった時代の葛藤や苦労が描かれてます。
METなんかいらしたら、何日あっても足りないと思いますよ。
「アルテ」そんな漫画があるのですね。
私は宮尾登美子の「序の舞」を思い出しました。
上村松園の生涯を描いた小説なんですけれど
昔の女流画家は大変だったのですね。
画家に限ったことではないのでしょうけれど…