Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

慣れるのが怖い

2011年11月05日 | 社会
先日泊った奥飛騨の旅館の売店に、面白いものが置いてありました。
「龍の瞳」という名前のお米。
下呂で作られているというこのお米、名前だけは有名ですが
こちらのスーパーでもデパートでも見たことがなく、
まだまだ市場には出回っていないようで「幻のお米」とも呼ばれているようです。
そのお米の袋の説明書きによると
全国米食味分析鑑定コンクールで2006年から09年まで4年連続して金賞を受賞。
「日本一おいしいお米コンテスト」でも、07、08、10年と日本一になったそうな。

しかし、ちょっと高い。
2キロ2600円もする。
巷で一番高いと言われる魚沼産コシヒカリでも、1キロ7~800円くらいなのに。
面白いから買ってみようと夫が言い、その2キロの袋を買ってみたのでした。

早速食べてみた感想は…
ご飯粒が大きい!
コシヒカリの1.5倍くらいの大きさです。
しかも粘りが凄い。
もち米のような弾力がある。
確かに甘いような気がする。
この炊き立てご飯と漬物だけでいくらでも食べてしまえそうです。

問題は、たかがお米のくせに高すぎること、
まだまだ簡単には手に入らないこと。
たった2キロなんて我家ではすぐに無くなってしまうし、
この味に慣れてしまうことが怖い。
12~3年前にIH炊飯器に買い替えてご飯を初めて炊いた時、
なんて美味しいの!と感激したものです。
ところが毎日食べているうちにそれが当たり前となり、
いつか味気なく感じてしまうように。
その愚かさを繰り返すことになるのか…

龍の瞳 http://www.ryunohitomi.jp/


旅館の露天風呂
コメント (6)
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男は大きく見せたかった

2011年11月03日 | 
婦人画報12月号。
「安井かずみのいた時代」
生前の彼女を知る人の証言をもとに、彼女の人生とその時代を追うという連載の第14回。
今回の証言者は吉田拓郎。

加藤和彦や安井かずみの傑出した才能を認めながらも
二人の結びつきについて、吉田は疑問を呈している。
「自分より先を歩いてくれる女じゃなきゃダメな加藤がZUZU(かずみ)を選んだのは
分かるんですけど、歴戦の兵のZUZUがなんでそんな頼りない男に熱を上げたのか。
さっぱり分からない。」
「久しぶりに会ったZUZUは、お前、そんなことしないだろ、と思うぐらいに
家庭の中にいる女をやっていました。なんかちっちゃくなったなって。
加藤の方は、立派な男になってました。お酒が飲めなかった男がワイン通になっていて、
えらく一流好みになっていた。
ZUZUにいろんなことを教えられて大きくなったんですね。」
「ZUZUとの結婚によって加藤は数段階段を上ったことは事実だけど、
いきなり大所高所に行っちゃったので、人を見下して傷つけるようなことを
言ってしまうところがありました。
ZUZUの方は、あれだけ愛のこもった詞を書ける人が、人の痛みや悲しみが分からない
わけがない。どうしてこんなことが分からない加藤を選ぶかなって(中略)」
”バブルの時代が始まっていた。この時期、拓郎は何度か安井&加藤家に泊っている。
しばしば女性誌のグラビアを飾る二人の暮らしぶりを身近に見た彼は、
自他共に認める日本一お洒落でゴージャスな夫婦に
どこか空虚さを感じずにはいられなかった。”
「あの六本木の家には暮らしなんて存在していなかった。(中略)
そんなものをやるわけがないはずの加藤がZUZUと一緒にテニスやゴルフをやっていたのも、
僕には、関係を維持するために必死になって共通の話題を作っているようにしか見えませんでした。」



ちょっと胸がすく思い。
今までの証言者の発言が、どれもこれも「お洒落で新しいライフスタイルを実践する理想の
カップル安井&加藤」への賞賛で溢れていたので。
山積のヴィトンのスーツケースと共にファーストクラスで世界の空を飛び廻り、
マウイ島カパルアの別荘でゴルフとテニス、NYやパリで夜毎のパーティを楽しみ、
六本木のマンションではスタイリッシュなキッチンで二人で料理を楽しむ。
お互いに尊重し合い、100%認め合う。
あまりにもお洒落過ぎて、なんだか嘘くさくて。
男と女の結びつきの事情なんて当人たちにしか分からないものだし、
泥臭い生活をしようが洗練された生活をしようが
傍からどうこう言う筋合いのものではないでしょうが…
加藤和彦が自分をより大きく見せようとし、
安井かずみがそんな加藤の前で自分を小さく見せようとしていたと聞いて
なんとなく納得してしまうのです。

それにしてもこの連載、もう14回にもなるのですね。
第一回についてはこちらに書いています。
http://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/2b626a597ce15c94cae03ef56cf92b0e


婦人画報12月号「安井かずみのいた時代」より
写真は安井かずみ・加藤和彦共著の本
コメント (8)
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緑と白のさるぼぼ

2011年11月01日 | 国内旅行
週末、夫の実家の法事で岐阜に帰省していました。
土曜日家を出るとき、夫が珍しく体調を崩していたので私が運転することに。
運転を時々代わることはよくありますが、最初から最後まで全部私というのは初めて。
高速道路は単調で眠くなるから嫌いだ…
東名は渋滞もあり、6時間ほどかけてなんとか到着。


土日一通り用をすませて帰り道、飛騨の平湯温泉に寄って一泊。
高山から車でさらに40分ほど奥に入ったところ。
こんな山奥に、こんな温泉郷があるなんて知りませんでした。
夫が、ネットの口コミ評価がやたらいいからといって選んだ「匠の宿 深山桜庵」。
源泉掛け流しの露天風呂付き客室「離れ姫小松」。
静かな離れでのんびりゆっくり。
夫の体調もマシになったようでやれやれ。


飛騨高山の有名なお土産に「さるぼぼ」というものがあります。
さるぼぼとは、高山市のHPによると「猿の赤ん坊」という意味であり、
縁結び・安産・夫婦円満・子どもの成長を願って昔から作られたものであるらしい。

これは普通真っ赤なもので
小さいのから大きいの、ストラップやキーホルダー、人形やぬいぐるみなど
土産物店の一角は真っ赤なさるぼぼで占められているのですが
ファミリーマートに入って面白いものを見つけました。
ファミマ・カラーのさるぼぼ。


帰りは平湯から松本に抜け、中央道経由で昨夜帰宅。
次男と留守番していたタロウの
盛大なウレション付きの出迎えが待っていました。

深山桜庵 http://www.hotespa.net/hotels/miyamaouan/
コメント (10)
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