ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

ママのお腹の中で泣いていた

2016-10-21 22:56:00 | 日記・エッセイ・コラム
孫のAちゃん
ときどき驚くことを言います。

一緒に歩いていると、目にゴミが入ったらしく目をこすっています。
「こすらないほうがいいよ。涙が出ると、ゴミが流れるから泣くほうがいいよ。
何か悲しいことを思い出してみたら?
Aちゃんは何が悲しい?」

「ママの結婚式」
「エッ?ママの結婚式、悲しいの?」
「ママのお腹の中で泣いていた」
「悲しかったから?」
「ううん、赤ちゃんだったから泣いてた」

「ママが結婚した時、Aちゃんがお腹の中にいたんだよ」と聞いたことを思い出したのでしょうか。

このことを息子に話していると、
Aちゃんが両手を前に組んで少し体をかがめて左右にゆらゆら動きながら
「ママのお腹でこうしていたの」と言うので
「泳いでいたの?」と聞くと
「踊ってた」そうな。

インプロのキース・ジョンンストンは「大人は委縮した子ども」と言いました。
「うまく適応した」大人は、辛辣で、創造性がなく、怯えていて、想像力に乏しく、敵意に満ち溢れた人である。
つまり、大人はさまざまな教育によって子どもの頃に持っていた創造性を失ってしまう(『インプロ教育:即興演劇は創造性を育てるか?』高尾隆)。

ほんとにそうだよ!
と思った瞬間でした。
コメント
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