ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

珊瑚舎スコーレで学んだこと

2014-04-24 16:57:34 | 日記・エッセイ・コラム

(2009年3月珊瑚舎スコーレ卒業式の写真)

5年前、珊瑚舎スコーレの講師を辞めるときに書いた文をネット上で発見!
http://www.sangosya.com/tushin/t70.htm

……「学ぶとはどういうことか」「教えるとはどういうことか」「学校とはどういうところか」そして、「人間とはなんだろう」と。私の新しい生活がどうなるのか、まだ予想がつかないのですが、学生たちと一緒にここに戻って来ることが今の私の夢です。……

そう書いたことをすっかり忘れていました。
この5年間、あまりにもゆとりがなかった。

でも、「学生たちと一緒にここに戻って来ること」を実現しているのには、驚きです。
うれしい!

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2014年度免許状更新講習

2014-04-19 17:15:15 | お知らせ

立命館大学の免許状更新講習受付が始まりました。5月6日までです。

今年も担当します。
テーマは「協同学習とドラマの手法-対話のある学習」
「ハックルベリー・フィンの冒険」も取り上げたいと思っています。

詳細は以下をご覧ください。
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/koushin/outline.html#header

どんな方々と出会えるのか、楽しみです。

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『教育におけるドラマ技法の探究』

2014-04-17 14:58:07 | 本・論文・雑誌

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またまた、本のお知らせです。
このごろ、本を読む人が少ないのですが・・・。
形のあるものに残すことは大事なことではないかと思うのです。

この本は、「学びの体系化にむけて」という副題がついています。
獲得型教育研究会のこれまでの総集編+異文化間教育学会でのシンポジウムとプレセミナーで実施されたワークショップが記載されています。

私は吉田真理子先生と一緒に「ドラマを通して考えるハックルベリー・フィンの冒険」について書かせてもらいました。

ワークショップ計画の過程が、とても楽しいものでした。ぜひ、書いて残したいとふたりで相談していました。
論文の構成も、時間をかけて二人で話し合い、それぞれが得意な項目を分担。

ところが、初稿を獲得研の例会で検討した時、長いということもさることながら、私と吉田先生の文章の違いがクッキリハッキリしていて、「カレーとお寿司を交互に食べさせられる感じ」と手厳しくも適格な批評。私たちとしては、パイとクリームの絶妙な取り合わせのミルフィーユと思っていたのに・・・。

それからまた、書き直し。その過程でも、吉田先生とたくさん話しました。おかげで、文系の論文を書くということについてずいぶん学びました。

ワークショップにしても論文にしても、主と副でなく、対等にふたりで取り組むというのはけっこう珍しいケースではないでしょうか。
どんな論文に仕上がったのか、読んでみてください。

明石書店から。税込2700円。

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「アウトプットは自分の足りないところを知ること」

2014-04-16 18:16:46 | 授業・教育

立命館大学の「教職をめざす学生の沖縄研修」が4年目を迎えようとしています。

最初は教員から募集をかけたのですが、2年目からは学生が募集から最後の報告集をつくるまでを自主的に行っています。
立命館大学の特徴は、こういった自主活動への支援が手厚いこと。

私は、沖縄在住だったこともあり、初年度からこの研修にかかわってきました。
この活動を通しての学生たちの変化・成長に、毎年感動を分けてもらっています。

これに3年間かかわった学生が卒業していきました。
卒業前に、沖縄研修についてインタビューさせてもらいました。以下、その一部。

*****

ふ「沖縄研修で一番学んだことは何?」

仲間だったり、アウトプットだったり。これまでは、紙の上にアウトプットするのは得意だった。
素直に思ったことが言えるようになったのは、近いと感じられる仲間がいるから。
「言いたくてたまらない」から始まって「言い足りない」「学び足りない」と知ることがアウトプットだと思うようになった。

ふ「アウトプットが最終ではなくて、それを通して学び足りないことを知る通過点なのね」

そう。良く話すようになった。
言ったことを否定されても良いと思える耐性ができた。
感覚がずれている人とも話せると思えるようになった。

*****

「言い足りない」「学び足りない」と知ることがアウトプット

それを自分の実感として語れる彼女がすばらしいと思います。

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『ドラマと学びの場』とタローさん

2014-04-15 09:21:48 | 本・論文・雑誌

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この本に出てくるタローさん。
同じ大学の先生。

本を手渡しましたが、早速読んで「いいねぇ」と言ってくださいました。

「あんな本は珍しいのと違う? ワークショップが生き生きしてるよ」
「私たちはあの場にいたから、そう思うのと違う?」
「いや、あれは伝わると思うよ。ぜひ、ほかの人にも勧めるよ」

ワークショップを記述するのは難しい。
だから、こういう感想はうれしいです。

新年度の授業が始まったばかり。タローさんは1回生の授業のはじめに、二人一組のワークをしたそうな。

「片方は、言葉を使わないで相手に語りかけて。もう片方は、それをしっかり受け止めて」(30秒間)
「じゃあ、交代して」(30秒間)
「どうだった? 何だか話したくなったんじゃない? では3分間、お互いに自己紹介」

1回生の初対面の遠慮を吹き飛ばす、活気のある自己紹介の様子だったそうです。
その日の授業の感想もたっぷり書いてありました。しっかり向き合ってみて、何か心が動いたのでしょうね。

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