今日は、ウィングス京都の企画で「輝け女の子! 母と娘の理科実験教室」の第2回目を担当させていただきました。「原子にだってなれる!想像力で楽しむ自然科学の世界」が副題です。
次の講座へむけて仲良くなることと、科学の世界を想像力で楽しむことが目標です。
まずは少しお互いを知ることから。次に、鏡の虚像と実像をつくることで体慣らし。三人で手をつないでH2Oになってオニゴッコ。氷・水・水蒸気と変化していくジャンケンゲーム。最後は状態変化をダンスで表現。
子ども19人(小学校3~6年生)のうち、これまでにも理科実験講座に参加したことがある人7人。お母さん18人。ティーチングアシスタントとして学生さんたちが5人。計42人。
オニゴッコのまえに「H2Oってなんだか分かる人」の問に「水」と答えた子どももいましたが、「原子って知ってる?」には、シーン。
ところが、講座の終わりに「原子ってなんだったっけ」の問に「目に見えないくらいちっちゃい」「人間のもとのもとのもと」などの答が返ってきました。答えたのは小学校3年生です。スゴイ!「そうだよね。人間も含めてものはみんな原子からできてるんだよね」。「じゃあ、分子ってなに?」「人間のもとのもと」
この答にも、本当に感心しました。子どもならでは言葉ですね。「もとのもとのもと」が原子だとしたら、そこまではいかないってこと。ちゃんと自分の言葉で語っている。
水の状態変化のダンスをみんなでつくったときは、感動のパフォーマンスでした。母と娘の女性だけだからこそ、人目を気にせず、のびのびと分子の様子を表現できたのでした。
ミクロの世界は、なってみることで体感できる。また、アイデアが浮かんできました。今度は電気だ!
小学生がこんなゲームで遊ぶことは、「未来の学びの豊かな土壌を耕すことだ」と実感した体験でした。
最初はお母さんから離れられなかった子も、最後は楽しんでいました。友だちがたくさんできたことを喜んでくれた子も。とても穏やかな雰囲気で終了しました。