8月7日のワークショップ&シンポジウムは、昨日の応用ドラマ教育研究会でのふりかえりでもって、全日程を終了しました。
授業をつくる課程で、ドラマについてまっさらの角銅先生を軸に、演劇関係者と教育関係者が「ああだ、こうだ」といいながら授業を創っていくという、前代未聞の試みでした。
まず、この実験を提供してくださった角銅先生に拍手。
授業が必ずしも「成功しなかった」がために、多くの課題が明らかになり、見るものに「自分なら」とあれこれ考えさせてくれました。シンポジウムや研究会でのふりかえりは、とても活発なものになりました。
今回は、国語の授業ということでしたが、子どもたちが寄せ集めなので、ドラマが成り立つための前提をもっときちんと用意しておくべきでした。結果として、それぞれのこの企画に対する思いやドラマ観が十分明らかにならないまま内容の検討がすすみました。「船頭多くして・・・」という観がありました。「違いが分かる」という点でも、貴重な体験でした。
ドラマの授業ではなく「国語の授業」にドラマを入れるというコンセプトでしたが、ドラマをしかも当日しか出会わない子どもたちとするためには、それなりのウォームアップが必要で、ドラマの成立をもっと重視するべきでした。それを時間で区切ってしまったのも、事前の打ち合わせ不足でした。
あれこれ言えるのも、この経験があればこそ。参加してくれた子どもたち、関わってくださったみなさんに感謝です。